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対潜水艦演習、きょうから天安艦事件の海域で実施

対潜水艦演習、きょうから天安艦事件の海域で実施

Posted August. 05, 2010 08:28,   

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北朝鮮の天安(チョンアン)艦攻撃に対する武力示威と性格づけられる韓国軍合同演習が、5日から5日間、西海(ソヘ・黄海)全域で実施される。

今回の演習には、陸海空軍や海兵隊、海上警察など計4500人の兵力が参加し、潜水艦3隻をはじめ艦艇29隻、航空機50機余りが投入される。特に、北朝鮮の潜水艦や潜水艇の侵入に備えた対潜水艦演習が5日から3日間、夜間に集中的に実施され、北方限界線(NLL)に隣接する西海5島の付近で実射撃演習も予定されている。さらに、空軍戦闘機も西海上空で機動飛行を実施する。軍関係者は、「戦闘機の演習参加は、北朝鮮の海岸砲や長距離射程砲などの主要ターゲットをいつでも攻撃できるという『メッセージ』を北朝鮮側に伝える効果がある」と説明した。

演習は、敵の潜水艦による挑発やNLL侵入など、タイプに合わせて行われる。敵の潜水艦を発見して攻撃する演習のほかに、海上・地上射撃、魚雷発射の演習も実施される予定だ。天安艦事件現場の白翎島(ペクリョンド)近海では艦砲・水中射撃が、白翎島と延坪島(ヨンピョンド)近海ではK−9自走砲などの実射撃演習が実施される。全羅北道(チョンラプクト)の於駙島(オチョンド)西方の海上と泰安(テアン)半島の格列飛列島(キョクリョルピヨルド)北方と南方の海上でも、艦砲・水中射撃が行われる。

海軍は、今回の演習にアジア最大の揚陸艦「独島(ドクト)」(1万4000トン級)と4500トン級の韓国型駆逐艦(KDX−Ⅱ)、1800トン級潜水艦、護衛艦、哨戒艦、誘導弾高速艦、高速艇などを投入する。また、海軍の対潜水艦ヘリコプター(リンクス)、海上哨戒機(P3−C)とともに空軍もKF−16戦闘機20機余りを投入して海上戦力を支援する。陸軍と海兵隊は、海岸や島嶼地域に侵入する北朝鮮特殊部隊の脅威に備える演習を実施する。陸軍は、西海岸で大演習を展開し、海兵隊は白翎島などの西海5島を防衛する役割を担う。

北朝鮮軍は、西海合同演習に敏感な反応を見せている。特に、NLL近隣の西海5島の地域で実施される射撃演習に対して、朝鮮軍前線西部地区司令部は3日、「露骨な軍事的侵攻行為であり、強力な物理的対応で鎮圧する」と威嚇した。しかし、軍関係者は、「北朝鮮は、韓国の作戦区域内で実施される演習に対して言いがかりをつけず、韓国の領海に密かに侵入して天安艦を攻撃したことに対する謝罪からしなければならない」と主張した。

軍関係者は、「今回の演習は、先月の東海(トンヘ・日本海)の韓米連合機動演習に続き、西海で実施する合同機動演習であり、軍事態勢を確固にするための防衛演習だ。エア・クッション型揚陸艇を改良したエア・クッション型戦闘艦など、北朝鮮の戦力に備えた様々な演習が含まれる」と説明した。



mhpark@donga.com