Go to contents

高級輸入車が売れている、ロールスロイスは早くも年間販売目標達成

高級輸入車が売れている、ロールスロイスは早くも年間販売目標達成

Posted July. 31, 2010 08:55,   

한국어

1億ウォンを上回る高級輸入車が、国内市場では売り切れで販売できないほど人気が高い。ドイツ・ポルシェのスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)「ニューカイエン」は先月12日、国内で販売を開始してから1ヵ月足らずで、韓国に割り振られた300台全てが売り切れとなった。ニューカイエンの販売価格は8700万〜1億5800万ウォン。国内客らが好むオプションを追加すれば、最も安いモデルが9990万ウォンだ。

12日から国内で販売を開始したジャガーの主力セダン「オールニューXJ」も、販売ブームを引き起こしている。5.0リットルのスーパーチャージャー・モデルは2億840万ウォン、最も安いモデルである3.0リットルのディーゼルは1億2990万ウォンと、1億ウォンを上回る価格台だが、事前契約により、国内に割り振られた初期物量150台は全て完売された。

ベントレーコリアは7日から、12気筒に6.0リットルのツインターボーエンジンを取り付け、出力が560馬力に上る「コンチネンタルシリーズ51」を、国内市場に披露したが、1ヵ月足らずで国内に割り振られた3台全てが売り切れとなった。価格は、顧客の注文品目によって異なるが、3億ウォン台だ。

今年初頭、国内で販売を開始したロールスロイスの「ゴースト」も4月ごろ、国内に割り振られた12台が完売された。同車の価格は、最も安い基本型が4億3000万ウォンだ。ロールスロイスのゴーストを輸入しているコオロンのグローテックは、当初は今年中に12台を販売するのが目標だったが、上半期すら過ぎてないのに、割り振られた車が全て販売される記録を立てた。

輸入車業界では、BMWやメルセデス・ベンツも一月に1000台以上が販売されているため、一般の贅沢ブランドと分類し、このようなブランドより販売物量が少なく、価格は高いポルシェやベントレー、ロールスロイスなどは、「リッチプレミアムブランド」と分類している。ジャガーの龍山(ヨンサン)ショールームの関係者は、「他人と同じ車に乗るのが嫌いな人々が、我々の売り場を訪れる」と言い、「中小企業の社長や専門職従事者、芸能人や高額年収の運動選手らが主な客層だ」と話した。

輸入車業界では、「リッチプレミアムブランド」への需要が供給を上回る現象について、輸入車が一般化され、高価の輸入車も負担なく乗りまわれる空気が作られていると見ている。ユン・デソン輸入自動車協会専務は、「1億ウォン以上の輸入車を購入できる消費者層が、国内でもある程度できているが、高価の輸入車を見る目に負担を感じ、乗れない傾向があった」と主張し、「ベンツやBMWのような高級輸入車に乗る人が増えたことを受け、それより高い車に対しても、周辺の目を気にせず、購入できるようになったような気がする」と話した。



buddy@donga.com