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7年間の性交渉無しは離婚の事由

Posted July. 21, 2010 08:03,   

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Aさん(38)夫婦は1999年に結婚した後、数度、性的交渉を持とうと試みたが、失敗し、それ以来、ずっと性交渉無しで暮らしてきた。二人は、Aさんの勉強のため、一緒に留学に出るなど、最初の7年間は、性交渉無しでも円満に過ごした。しかし07年2月、Aさんが、自分の両親に対し、「結婚後、1度も性交渉を持っていない」と告げ、これをきっかけに、義理の両親と妻のBさん(37)との関係は、急速に冷え込み、喧嘩が頻繁になり、結局別居に入った。

Aさんは同年8月、「Bさんの拒否により、1度も性交渉を持つことができなかった上、Bさんの安易な経済観念や贅沢のため、苦痛を受けた」とし、離婚訴訟を起こした。1、2審の裁判部は、2人の間に性交渉がなかったことは認められるが、これはBさんが性交渉を拒否したためだとみなせるだけの証拠がなく、Bさんは、問題解決に向け努力する意思を明らかにしている」として、Aさんの離婚請求を棄却した。

しかし、最高裁判所2部(主審=金知衡最高判事)は、「Aさん夫婦が7年以上、性交渉を持つことができず、別居することになったとするなら、彼らの夫婦関係は回復不可能なほどの破綻状態と認められる」として、原審を破棄し、事件をソウル高裁に差し戻したと、20日に明らかにした。最高裁は、「原審は正常な性的生活を妨害する原因があるか、そのような問題は当事者の努力により克服できるかなどを見極めた後、婚姻関係の破綻や両方の責任の度合いを判断すべきだった」と明らかにした。



dawn@donga.com