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北の労働新聞に「党中央」表現、ジョンウン氏を暗示か

北の労働新聞に「党中央」表現、ジョンウン氏を暗示か

Posted July. 02, 2010 07:07,   

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北朝鮮の労動新聞に「党中央」という表現が登場した。後継体制構築との関連に関心が注がれている。

労働新聞は先月30日、「朝鮮労働党代表者会を高い政治的な熱意と輝かしい努力的な成果を迎えよう」という見出しの社説で、「偉大なる金正日(キム・ジョンイル)同志を首班とする党中央委員会を命がけで死守し、党中央の周辺で団結し、また団結しなければならない」と主張した。北朝鮮は、44年ぶりに今年9月党代表者会議を開催する予定だ。

党中央は、金正日総書記が1974年2月、第5期8次党中央委員会全員会議で党中央委政治委員会委員になった直後から、労働新聞が彼を指して使用した表現だ。

このため、労働新聞に登場した党中央が、金総書記の後継者とされている3男キム・ジョンウンを指した可能性があるという観測が出ている。キア朝鮮で、党中央という表現は数回登場したが、1980年、金総書記の後継体制の公式化以降、党中央は過去を振り返りながら、金総書記を指す表現として主に使われた。今回、労働新聞に登場した党中央は、文脈から過去回想ではない。

世宗(セジョン)研究所のチョン・ソンジャン首席研究委員は、「一つの文章で金正日、党中央委員会、党中央が共に登場し、他の意味に使われたという点で、党中央はキム・ジョンウンを暗示する表現であろう。北朝鮮は、先月開かれた最高人民会議前に、党中央委政治局会議を招集し、キム・ジョンウンを政治局委員に選出した可能性が高い」と話した。



zeitung@donga.com