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「韓国の整形技術を学ぼう」、中国訪問団が相次いで駆けつける

「韓国の整形技術を学ぼう」、中国訪問団が相次いで駆けつける

Posted July. 01, 2010 06:32,   

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「ここは自己脂肪移植に向けた肝細胞を培養するところです」(李ウンジョン・整形外科専門医)

「このような肝細胞はどの部位の手術に使われますか?」(中国整形病院の関係者)

「主に、額や頬のような顔面輪郭整形に使います。PRPという自分の血液からの抽出成分を融合させれば、効果の最大化を図ることができますね」

「なるほど。不思議ですね」(深くうなずく)

30日、ソウル西大門区滄川洞(ソデムング・チャンチョンドン)の「李ジョン自然美整形外科」。病院は隅々まで見て回りながら、写真撮影や質問をぶつけてくる30人あまりの中国人のため、ごった返していた。この好奇心旺盛な訪問団は、韓国の整形医療業界への見学に向け、中国四川省成都市から飛んできた地元の整形病院の関係者らで、四川省の地方政府から派遣された経済使節団のメンバーとして韓国を訪問した。

今回の使節団には、電子や流通など、さまざまな分野の中国経済界の関係者160人余りが、韓国産業界との交流強力に向け出席した。特に、整形医療分野の関係者らは50人余りと、いくつかの分野の中では人数が最も多く、韓国の整形医療技術への熱い関心を反映した。

李英俊(イ・ヨンジュン)KOTRA成都KBC(旧貿易館)センター長は、「韓国ドラマなどの影響で、韓国の整形技術に関心を持つ中国人が多い」と言い、「そのため最近、中国の整形外科の中には、『韓国合弁』や『韓国医師が常駐』などの看板を掲げているところも多い」と伝えた。

特に、成都市は現在、アジア最大規模の「国際医療団地」を建設しており、韓国の整形医療業界への関心が一段と高い。31.5平方キロメートルの大規模な敷地の上に、6兆ウォンを投資して建設している成都国際医療団地は、国際的な病院マネジメント専門家医師や有名専門病院、医療陣を誘致し、中国内の高所得層や外国人を医療観光客として誘致するのが狙いだ。

何敏・成都国際医療団地の建設責任者は、「韓国の整形技術は世界的にも有名で、いまや、整形技術そのものが(韓国の)一つの『ブランド』となっている」と述べ、「今回の訪問を通じ、韓国の優秀な整形医療機関や人材らと協力を行いたい」と語った。

中国の整形市場は米国に次ぐ世界2位の規模で、毎年20%ずつの爆発的な成長を記録している。今年の整形手術の需要だけでも400万人に達する見通しだ。しかし、整形技術はまだ低いレベルに止まっており、国内整形医療業界の参入を巡る見通しは明るいという評価を受けている。

実際、今年5月末、青島で開かれた韓国整形医療学術大会には、地元の整形医療業界の関係者200人余りが出席し、反響が大きかった。同日、国内病院を見て回った関係者らも同様に、数台のビデオカメラやカメラでさまざまな医療装備や病院の内装を細かくベンチマークしていた。

ソウル市医療観光協議会長を務めている李ウンジョン専門医は、「中国などの海外市場は、国内医療業界が発展できる大変よい市場だ」と言い、「中国人顧客らが適切な価格で信頼できる医療サービスを受けられるよう、政府レベルで関連インフラを構築する必要がある」と話した。

吳成根(オ・ソングン)KOTRA通商情報本部長は、「依然、普通の中国人は、韓国の整形技術の優秀性について知らない場合が多い」とし、「今後、大都市のみならず、(韓流への好感度の高い)中国内陸地方でも、PR活動をさらに強化する予定だ」と付け加えた。



imsun@donga.com