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ウルグアイ戦備えたPK練習、ベテラン李雲在に出番か

ウルグアイ戦備えたPK練習、ベテラン李雲在に出番か

Posted June. 25, 2010 03:05,   

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ウルグアイとの16強戦を控え、GKの李雲在(イ・ウンジェ=水原)へ注がれる視線は尋常でない。PK戦まで持ち込まれれば、李雲在の出場可能性が高いからだ。

李雲在は、1次リーグの3試合で、後輩の鄭成龍(チョン・ソンリョン=城南)の活躍をベンチで見守りながら、歳月の流れを実感するしかなかった。しかし、PK戦だけでは、ベテラン李雲在が優位に立つという評価が多い。したがって、ウルグアイ戦で、鄭成龍が先発に出ても、試合が引き分けへ向かう場合、延長終盤、李雲在に交代し、PK戦に臨むという展望が出ている。

代表チームのこのような雰囲気は24日、南ア共ルステンブルクのオリンピアパーク・スタジアムで実施された回復練習でも察せられた。許丁茂(ホ・ジョンム)監督は、練習終盤、PK戦に備え、練習時にゴールを李雲在に任せた。

●PK戦は判断力、自信の争い

李雲在は、瞬発力では鄭成龍に劣る。しかし、PK戦で重要な経験や判断力、自信では鄭成龍を上回る。Kリーグの記録がこれをよく表している。李雲在は、Kリーグで臨んだPK戦で、51回のうち24回をセーブした。セーブは、GKの好セーブと相手のミスキックを合わせ、李雲在のセーブ率は47.1%だ。李雲在は、PK戦まで持ち込まれた11試合で10勝を挙げている。

反面、鄭成龍は11回のうち、4回だけセーブを記録した。セーブ率は36.4%で、PK戦までもつれ込んだ2試合では、1勝1敗を記録した。同日の練習でも李雲在は、朴主永(パク・ジュヨン)、廉基勳(ヨム・ギフン)らのキックを阻み、PK戦の達人ぶりを披露した。

ウルグアイではフェルナンド・ムスレラ(ラツィオ)がゴールポストを守る。ムスレラは背(190センチ)が高く、瞬発力に長けているため、左右の深いシュートまでカバーできるが、膝下へくる速いキックには弱点をみせた。PK戦で太極戦士らが、念頭に置かねばならない部分だ。

●ケースバイケース練習の中心はFK

PK練習を除いて、この日一番目立ったのは、セットプレーの練習だった。許丁茂監督は、「フリーキック、コーナーキックなどセットプレーで、試合の流れを変えられる決め手を練らなければならず、PK戦にも備えなければならない」と強調した。この3つを16強戦のメインキーワードに据え、それに合わせた練習を実施するという意味だった。

ベスト16入りに決定的な貢献をしたフリーキックは、ウルグアイ戦でも変わらないとみられる。専担キッカーを務める朴主永(モナコ)と奇成庸(キ・ソンヨン=セルティック)は、同日の練習でもフリーキックの練習に力を入れた。朴テハコーチは、「朴主永は、速く鋭いキックが持ち味であるため、短距離では奇成庸が力があるので、長距離のキックを担当する」と話した。

ウルグアイのDFらは組織的な動きを見せるが、相手のフリーキックでは、回って入る選手を逃す時が多かった。KBSのハン・ジュンヒ解説委員は、「FWらが、前で守備を誘引し、DFかスピードの良い選手が2戦で突っ込みゴールを狙う場合、意外と簡単に得点することもできる」と予想した。

●CKは高く回転を入れて

グループリーグで顔を合わせた相手DFらは、ホルヘ・フシル(178センチ=ポルト)—マウリシオ・ビクトリーノ(179センチ=ウニベルシダ・デ・チリ)—ディエゴ・ルガーノ(186センチ=フェネルバフチェ)—マキシミリアーノ・ペレイラ(173センチ=ペンフィカ)からなるフォーバックラインは、胸の高さまでくるボールの処理は得意だが、頭を超えるコーナーキックには弱い様子を見せた。

明智(ミョンジ)大学の辛文善(シン・ムンソン)教授は、「足首の力の良い奇成庸が、長く曲がって入るコーナーキックをあげれば、ウルグアイのDFを惑わせることができる」と強調した。



niceshin@donga.com