北朝鮮の申善虎(シン・ソンホ)国連大使は14日、「天安(チョンアン)艦事件への韓国の調査結果は捏造されたものであり、絶対受け入れられない」と述べた。同日、国連安保理理事国に天安艦事件についての北朝鮮の立場を説明した申大使にインタビューを行った。
——今日、安保理のブリーフィングに応じた理由は。
「国連安保理会議の手続きに沿い、われわれが出席を申し入れており、また安保理も出席を要求してきた。お互いの意向が合致したのだ。韓国が天安艦問題にけちをつけているので、我々も、我々なりにちゃんと言うべきことは言うべきなのではないか」
——安保理にどんな意見を伝えたのか。
「韓国の調査結果は捏造されたものであり、我々は無関係だということを明確に表明した。安保理の手続きがさらに進まないうちに、我々が天安艦事故が発生した海域を直接訪問すべきだという要求を申し入れた」
——今日の結果については満足するのか。
「我々の意見を十分に説明したし、安保理理事国が納得したと考える。満足している」
——今日は映像やチャートなどの資料も用意して行ったのか。
「我々は、平壌(ピョンヤン)ですでに記者会見を行った。そこで具体的な立証資料を全部公開した。ここに持ってきたものはない」
——天安艦の事故現場に魚雷の残骸が出てきたことについてはどう考えているのか。
「現場で潜水艇の残骸は出ていなかった」
——魚雷の残骸は。(再度問うと)
「(返答をせず、3〜4秒間沈黙していて突然話題を変え)明日11時に国連本部で記者会見を行う予定だ。そこで詳しい説明をする」
——明日、専門家も来るのか。
「我々は何の関係もないのに、どうして専門家が必要なのか。韓国は調査結果を既定事実化するため、『でっち上げる』専門家が必要だったかもしれないが、われわれは必要ない。私が直接説明する」
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