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開城工団の運命、来週にも明らかに

Posted May. 27, 2010 06:51,   

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北朝鮮は26日、韓国側が大型拡声器による北朝鮮向けのプロパガンダ放送を再開する場合、開城(ケソン)工業団地の通行を全面閉鎖すると脅してきた。北朝鮮のこのような威嚇に対して、軍当局は、前方に拡声器を設置する方針を繰り返し確認し、近く開城工団の通行が閉鎖されるものとみられる。

南北将官級会談の北朝鮮側代表団長は同日、韓国側に送った通知文で、「南側が(対北心理戦)放送を再開するために前方一帯に拡声器を設置する場合、(開城工団を往来する)西海(ソヘ・黄海)地区北南管理区域で南側の関係者や車両に対する全面遮断措置が取られるだろう」と脅してきた。

北朝鮮側は、「(拡声器による対北心理戦の再開は)それ自体が北南軍事合意の露骨な破棄、我々に対する軍事的挑発になる。我々は、拡声器が設置されるたびに、射撃によって破壊する軍事的措置を取ることになるだろう」として、このように主張した。また北朝鮮側は、「(韓国側が)軍事境界線の非武装地帯の憲兵警戒所に反共和国スローガンを刻み、反共和国のビラの散布に狂奔している」と非難した。

これに対して、金泰栄(キム・テヨン)国防部長官は同日、国防・外交・統一部諮問委員への天安(チョナン)艦事件説明会で、「拡声器は、韓国領土の鉄条網から韓国側に3キロメートルの距離に設置する。北朝鮮が射撃すれば、軍は交戦規則によって『比例性の原則』を適用して対応する」と明らかにした。比例性の原則とは、軍事行動や兵器の使用で、被害規模を過度に越えた破壊や殺傷につながってはならないという原則だ。

さらに金長官は、「韓国の交戦規則は、対立の拡散防止を基本枠組みとするため、全面戦争に拡大する心配はない」としながらも、「北朝鮮も60年間攻撃訓練をしてきた。射撃の正確度はよく分からないが、(拡声器への射撃は)十分に可能だと考える」と話した。

北朝鮮側は同日、開城工団を往来する韓国側関係者と車両の通行を平常時と同様、許可した。同日、韓国側関係者---名、車両---台が開城工団入りし、---名、車両---台が帰国した。午後6時現在の北朝鮮内の滞在者は---名(開城工団---名、金剛山---名)と統一部が明らかにした。



kyle@donga.com srkim@donga.com