世界的な金融危機のあおりを受け、苦戦を強いられていた韓国の航空会社の今年第1四半期(1〜3月)の業績が大きく改善された。世界経済が上向き、海外旅行客や航空の貨物量が大幅に増えたためだ。
大韓(テハン)航空は14日、ソウル汝矣島(ヨイト)の韓国投資証券で企業説明会を開き、売上高2兆5990億ウォン、営業利益2202億ウォンの第1四半期の業績を発表した。昨年同期比の売上高は14.8%、営業利益は約32倍(3236%)増となっている。純利益も昨年の5263億ウォンの赤字から、2269億ウォンの黒字に転じた。第1四半期ベースで、売上高と営業利益が史上最大の業績となった。
同月末、業績を発表する予定のアシアナ航空も、第1四半期の最大業績を予想している。アシアナ航空の関係者は、「売上高1兆1100億ウォン、営業利益1050億ウォンと見込んでいる。売上高は、昨年同期比20%台の増加が予想されており、営業利益も黒字に転じるものとみられる」と話した。
大韓航空は、「国内景気が持ち直し、中国・東南アジア路線を中心に海外旅行者が、大きく増加しており、貨物事業も国内企業の輸出増に支えられ、取扱量が大幅に増えている」と説明した。第1四半期の間に大韓航空を利用した海外旅行客は、389万人あまり。昨年同期比19%増となっている。
大韓航空の第1四半期の貨物輸送量も、23億1500万FTK(トンキロメートル・重さと輸送距離をかけた単位)で、前年同期比21.1%増加している。特に、国内の情報技術(IT)製品輸出の増加が追い風となった。大韓航空側は、「韓国発貨物の売上の割合が、09年第1四半期の24%から今年37%に増えている」と話した。
大韓航空とアシアナ航空は、第2四半期(4〜6月)の業績も、好調な推移を見せるものと予想している。貨物の需要が着実に増加している上、旅客部門も韓米査証免除協定の効果が続いている。さらに、韓−カナダ航空自由化の効果も本格化し、中国の上海万博の特需が期待されているためだ。実際、最近、米州路線の場合、航空券が売り切れとなるほど、予約率が高いほうだ。アシアナ航空の関係者は、「4月の予約率が、ここ3年間の業績のうち一番いい」と期待を膨らませた。
一方、韓国の航空会社のみならず、海外航空会社の業績も改善に向かっている。国際航空運送協会(IATA)によると、今年2月全世界の航空需要は旅客部門で前年同期比9.5%、貨物運送部門で26.5%増となった。
地域別では、欧州の航空需要が伸び悩んでいるのに対し、アジア太平洋と中東地域の需要は大幅に増加している。欧州の航空会社は、旅客と貨物需要の増加幅がいずれも世界の平均値を下回っている。北米航空会社の場合、旅客部門は4.4%増と振るわなかったが、貨物は34.1%増とアジア太平洋地域並みの水準となった。
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