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ショートトラックの李政洙、世界選手権欠場は[コーチの圧力のため

ショートトラックの李政洙、世界選手権欠場は[コーチの圧力のため

Posted April. 09, 2010 03:10,   

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「李政洙(イ・ジョンス)が世界選手権大会の個人戦に欠場したのは、チョン・ジェモクコーチの強圧的な指示のためと推定される」

大韓体育会は8日、李政洙の世界選手権個人戦欠場に対する事実究明の監査結果を発表し、スケート連盟に対し、関係者への処罰や再調査が難しい場合、1ヵ月内に刑事告発、再発防止対策の樹立など、厳しい処分を要求した。

バンクーバー冬季五輪ショートトラック2冠の李政洙(檀国大)は3月、ブルガリア・ソフィアで行われた世界選手権大会個人戦に負傷を理由に欠場した。時を合わせて、安賢洙(アン・ヒョンス、城南市庁)の父親の安ギウォンさんがインターネットに、「李政洙が欠場した理由は、負傷ではなく、スケート連盟の不条理のため」という書き込みを掲載したことを機に明るみに出て、体育会は監査に乗り出した。

体育会は議論の中心である李政洙をはじめ、金成一(キム・ソンイル、檀国大)、キム・ギフン監督、チョン・ジェモクコーチ、スケート連盟の関係者らを呼んで調査した。李政洙と金成一は、「チョンコーチの強圧的な指示に従って、言われるがままに欠場の事由書を作成した」と供述した。特に、李政洙は「個人戦欠場の圧力はチョンコーチ単独でできるようなことではなく、上の介入があったはずだ」と話し、連盟の幹部が関わっていることを示唆した。

いっぽう、チョンコーチは、「選手らが恣意的に欠場を決定した。ただ、選手らが事由書の書き方が分からなかったので、文案だけ読んであげた」と主張した。しかし、体育会は、「チョンコーチが選抜戦当時の協議事項を根拠に、直接指導した郭潤起(クァク・ユンギ、延世大)のメダル獲得のため、李政洙と金成一に圧力をかけて指示していたものと推定される」と結論付けた。

体育会が触れた「選抜戦当時の協議事項」は衝撃的な内容となっている。選抜戦とは、昨年4月、国家代表選抜戦のことをいう。当時、最後の競技の3000メートルのスーパーファイナルの直前、一部のコートと選手が集まり、代表に選ばれると、国際大会で全員がメダルを取れるように協議したというものだ。実際、このような協議が行われていたならば、これまでの選抜戦で勝負の操作が行われた可能性もあると見られる。



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