Go to contents

帰って来た皇帝VS皇太子3人 「待っていた!F1戦争」

帰って来た皇帝VS皇太子3人 「待っていた!F1戦争」

Posted March. 13, 2010 09:50,   

한국어

14日、バーレーンのグランプリ大会でその幕を開ける今季フォーミュラ1(F1)は、興行要素がいつにも増して豊富だ。カー・レーシングの皇帝ミハエル・シューマッハ(41=独メルセデスGP)が4年ぶりに復帰して、ニューチャンピオンと勝負する。今季はシューマッハを含め、チャンピオンの経歴がある選手4人が出場するが、4人の新旧チャンピオンが同じ舞台に立つのは00年代に入って初めてだ。

●帰ってきた皇帝シューマッハ

7回のチャンピオンと92回の優勝という大記録を有するF1の伝説である。彼の復帰により、F1全体の興行成績もよくなるものと予想される。しかし、現役最高齢の彼がどれぐらいの成績を出せるかは未知数。全盛期を共にしたフェラーリとの決別や今季新たに導入された中間給油禁止、タイヤ取替え回数の制限など、変化したF1のルールも変数だ。彼がチームに選択したメルセデスは、F1レースカーのエンジンを供給してきたが、昨季の優勝チームであるブラウンGPを買収し、今季からF1舞台に飛び込んだ。シューマッハは12日、今季変わったルールについて、「運転のメインは新しい環境に慣れることであり、それこそ私が一番得意とする分野だ」と自信を示した。

●フェラーリで強くなったアロンソ

レースカーの性能がドライバーの技量に重要な影響を与えることを勘案すれば、今季、かつての栄光を問い戻す可能性が最も高い選手は、フェルナンド・アロンソ(29=スペイン)だ。ルノーチームを離れ、フェラーリと手を組んだ。05年、24歳の若さで歴代最年少チャンピオンに輝いた後、2年連続、シューマッハを下してチャンピオンになったが、以降、シーズンでは総合順位が3位→5位→9位へ下がった。しかし、フェラーリの信頼を得ている上、現役選手の中では唯一シューマッハを制してチャンピオンにあがった経験がある。

●「ブラック・シューマッハ」ハミルトン

マクラーレン所属のルイス・ハミルトン(25=英国)は、F1最初の黒人ドライバーで、デビューした07年、突風を巻き起こして「ブラック・シューマッハ」というニックネームがつけられた。デビュー初年度総合2位に続き、23歳だったその翌年、アロンソの歴代最年少優勝記録を塗り替えてチャンピオンの座についた。昨季には序盤低迷し、総合5位に後退したが、シーズン後半に2勝を収めて、今季の見通しを明るくした。

●現役チャンピオンのバトン

ジェンソン・バトン(30=英マクラーレン)はF1デビュー10年目の昨年、ブラウンGP(現メルセデスGP)所属として初チャンピオンを獲得した大器晩成の選手。しかし、優勝にもかかわらず、チームと再契約できない恥をかいた。チームは彼の代わりにシューマッハを選択した。



kimsk@donga.com