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50年の国家債務はGDPの1.2倍 租税研究院が推定

50年の国家債務はGDPの1.2倍 租税研究院が推定

Posted March. 11, 2010 09:40,   

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韓国財政の悪化速度が今後、欧州連合(EU)より速く、50年に韓国の国家債務が、国内総生産(GDP)の1.2倍に達するという分析が出た。特に、保健と福祉分野の財政支出がGDPの21%を越え、今後の財政運営に大きな負担になるものと予想された。

租税研究院は最近、政府に提出した「社会福祉財政分析のための中長期財政推計模型開発に関する研究」と題された報告書を通じ、このように推定した。同報告書によると、国民の租税負担率を現在のGDP対比20.8%と仮定した場合、50年の国家債務規模は、GDP対比116%で、EU諸国の50年の国家債務比率予測値の116〜125%と似たような水準になると予想された。

07年末、韓国の国家債務比率は、GDP対比30.7%でEU加盟国平均の59.3〜65.9%に比べ、良好な方だが、悪化速度がはるかに速く、50年にはEUとほぼ同水準になるという分析だ。

租税研究院は、50年の韓国の国家債務比率をEUガイドラインのGDP対比60%レベルに合わせるためには、国民の租税負担率を15年から5年ごとに0.38%ずつ上げなければならないと説明した。その分、国民負担が嵩張るようになるわけだ。このように、国家債務が急増するのは、高齢化などにより、保健と社会福祉分野の財政支出が増加するしかないためだ。

一方、韓国の潜在成長率は持続的に下落し、20年=3%、30年=2%、50年=0.5%ぐらいにとどまるものと予想された。



turtle@donga.com