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眠っている「国庫金7兆」、預金・ファンドに投資・運営へ

眠っている「国庫金7兆」、預金・ファンドに投資・運営へ

Posted March. 09, 2010 09:59,   

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政府が税金を徴収し、各省庁へ予算を割り当てた後、韓国銀行(韓銀・中央銀行)に無利子預金してきた国の財政約7兆ウォンをこれからは金融商品に投資し、「国家財政」を潤わせることを決めた。今すぐ減らしがたい国家債務にばかり頼るよりは、手持ち現金を運用し、収益を上げることにより財政赤字の規模を少しでも減らすことが狙いだ。

企画財政部(財政部)は、世界的な財政危機の憂慮が広がっている中、韓国も例外ではないと判断し、このような内容を柱とする「積極的な財政管理策」をまとめたことが8日、報道された。政府はこれにより、年間最大7000億ウォンの利子収益を上げるものと見込んでいる。財政部は、来月中に韓国銀行とタスクフォース(TF)を構成し、実行計画を詰めた上で、下半期から本格的にスタートする。

同方策によると、財政部は税収と国債で造成した財政を各省庁に振り向けた後、韓銀の政府口座の余裕資金のうち、1兆ウォンのみを残し、残りを損失リスクがなく、自由に預け入れと引き出しができる短期預金やファンドなどに投資し、運用する方針を固めた。06年から4年間、韓銀の口座で無利子の眠っていた国庫の余裕資金は、年平均7兆8000億ウオンに上る。国庫の余裕資金が、下半期以降にも同水準を維持すると仮定すれば、年間6兆8000億ウォン程度の国庫が投資されるわけだ。今までは、余裕資金のうちほんの一部だけ投資され、08年の場合、「眠っている国庫金」15兆7000億ウォンのうち、8961億ウォンを投資するのに止まった。政府は、本格的な国庫運用に着手するに先立ち、先月平均4兆ウォン台のモデル運用を行い、92億ウォンの利子収入を上げている。年明けに企業が納付した法人税を省庁別に振り当てた後、残った資金を投資した結果だ。昨年、一年間の国庫運用で得た利子収入(99億ウォン)に肉薄する収益を一ヵ月で手にした。

財政部の関係者は、「予算の早期執行基調が終了後、国庫の余裕資金が増えている状態で最適な投資を行えば、年間最大7000億ウォンの利子収入を上げることができるとみている。安全な金融商品であるため、元本割れのリスクはない」と説明した。



legman@donga.com