Go to contents

[社説]ハンナラ党重鎮協議体、名前に相応しい成果を出せ

[社説]ハンナラ党重鎮協議体、名前に相応しい成果を出せ

Posted March. 05, 2010 09:56,   

ハンナラ党が4日、世宗(セジョン)市の解決策を話し合うために、当選3回または4回の議員6人で「重鎮協議体」を構成し、稼動に入った。親李(親李明博)系、親朴(親朴槿恵)系、中立の議員が各2人ずつでバランスをもって構成された重鎮協議体が、一歩の譲歩もなく対立した修正案と原案の間隙を埋めることができるのか、党内外の関心と期待が大きい。

両派閥が名分に固執したり政治工学的に接近したりすれば、重鎮協議体はいかなる結実も生み出すことはできないだろう。そうなれば、重鎮協議体は空しいショーだけをし、時間を浪費したことになる。ハンナラ党に対する国民の失望と政治虚無主義もより一層深まるだろう。

韓国政治史で、与野党間の党派対立の中で、重鎮間の水面下の接触によって劇的な妥協案を導き出したケースは少なくなかった。しかし、いつからか強硬派の声だけが騒がしくなり、重鎮の立場と役割が弱くなった。豊富な経験と包容力で、橋渡しの役割をする当選数の多い議員が舞台の全面から消え、派閥のボスの報道担当や秘書のような議員だけが表に出るようになった。韓国政治が、対話と妥協を投げ出して、極端な対立に突き進むのには、重鎮弱体化の原因も大きい。

ブッシュ政権時代の05年、上下両院を掌握した共和党指導部が、民主党のフィリバスター(合法的議事妨害)を突破するために、上院の討論終結定足数を5分の3から過半数に下げようとして、民主党が強く反発した。両党が激しく対立すると、ジョン・マケイン、オリンピア・スノーら共和党議員7人は、党論に反して定足数の変更に反対する考えを明らかにし、ベン・ネルソン、ジョー・リバーマンら民主党議員7人は、非常事態でなければフィリバスターに参加しないと宣言した。大半が重鎮だった彼ら14人は、危機に直面した米国民主主義の伝統を守った政治家と評価されている。ハンナラ党の重鎮協議体も、このような姿を見せなければならない。

世宗市問題が6ヵ月以上国政の足を引っ張っている状況で、重鎮たちは切迫した気持ちでテーブルにつかなければならない。原案と修正案を死守する派閥の代理人の役割から抜け出すことができなければ、重鎮という名前は相応しくない。国家の未来、国民の利益のために解決策を模索し、自分サイドの人々を説得する政治力を見せてこそ、本当の重鎮と言うことができる。法王選出会議に参加する枢機卿のように、世宗市の解決策を見いだすまでは、国民の前に現われないという覚悟で知恵を集めるなら、妥協案を生み出せないことはない。ハンナラ党の重鎮協議体が名前に相応しい役割をすることを望む。