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14歳ギター神童「チョン・ソンハ」の動画、クリック1億回突破

14歳ギター神童「チョン・ソンハ」の動画、クリック1億回突破

Posted February. 17, 2010 09:16,   

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韓国人でも、無料動画共有サイト、ユーチューブ(YouTube)のクリック数「1億」の主人公が誕生した。その主人公は、ほかならぬギター神童として、有名なギターリスト、チョン・ソンハ君(14)。16日、ユーチューブによると、チョン君のユーチューブ上の動画クリック数は、1億1000万件あまりに上る。06年9月、チョン君の父親であるチョン・ウチャン氏が、チョン君が日本の有名なギターリストの演奏曲「スプラッシュ(Splash)を演奏した動画を初めて掲載してから、これまで240の動画が登録され、42ヵ月間の総クリック数が1億回を超えている。世界のネットユーザーらが毎日、8万〜9万回ずつ、チョン君の動画をクリックしたことになる。

チョン君は、このような関心がとても不思議なようだ。「最初は面白半分で、その後はほかの方々の関心で、地道に動画を掲載してきたが、ほんとに不思議で、嬉しいばかりです。自分の演奏を多くの方々が気に入ってくれているということでしょう」。

現在、鋻心(チョンシム)国際中学校1年生のチョン君は、父親の影響を受け、5年前にたまたまギターを手にし、専門演奏者から指導を受けず、独学で地道に実力を磨いてきた。特に、チョン君のギター演奏法はメロディーやリズム、拍子を、1台のギターで同時に演奏する稀な「フィンガースタイル」。音楽評論家の李デファ氏は、「ギターの演奏レベルもさることながら、聞き手に驚きや感動を与えること自体が、すごいことだと思う」とし、「その年で、あのような演奏ができる人はほとんどいない」と評した。

チョン君の演奏は実際、ネットユーザを超え、海外のミュージシャンらからラブコールを受けている。「ギターリストらが自分の動画を見て、電子メールを送ったり、書き込みをしています。電子メールをやり取りする間に、07年の韓国の公演をきっかけに会ったドイツのギターリスト、ウリ・ベルガーズハウゼンとは、すでに師弟の間柄になりました」。このほかにも、トミー・エマニュエルやミシェル・オーモン、押尾光太郎など有名なギターリストらが、競演などを通じ、チョン君と音楽的交感を交わした。09年2月、ソウルでのリサイタルを皮切りに本格的な公演活動を開始したチョン君は最近、ギターリストのトレース・バンディと共に、米国の5つ都市でツアーを終え、今月19日から6日間、フィンランドの企画会社が推進した「フィンランド5つの都市の単独公演」にも乗り出す計画だ。

14日で、創立5周年を迎えたユーチューブは、ネットでの電子決済サービス「ペイパル」の職員だったチャド・ハーリーやスティーブ・チェン、ジョード・カリム氏が、共同で立ち上げた新概念のサイト。ユーザーが自分で制作した動画コンテンツである自主制作物(UCC)を、誰もが簡単にアップロードでき、見ることもできるサイトであり、ビデオカメラと共にネットだけ繋がっていれば、「1人のテレビ局」を作ることができる記念碑的な発明品として有名である。06年10月、グーグルが株式交換を通じ、16億5000万ドルに買収したユーチューブには現在も、毎日平均6万5000件以上のビデオがアップロードされている。

ユーチューブ初の動画は、共同創業者の一人であるカリム氏が、サンディエゴ動物園で象を背景に掲載した19秒の動画「動物園から」だ。05年4月23日にアップロードされ、164万270人がクリックした。最高クリック回数を記録した動画は、一人の英国人が07年5月に掲載した「チャリーが自分の指を噛んだよ」というタイトルの動画。小さい子供と3歳ぐらいの幼児が、並んで椅子に座り、いたずらの途中、指を噛まれた後、「痛い!でもあまり痛くないよ」と語るこのかわいい動画は、実に1億6040万回あまりのクリック数を記録した。



yunjung@donga.com triplets@donga.com