京畿道漣川郡(キョンギド・ヨンチョングン)地域で口蹄疫が追加的に発生したことに続き、忠清南道(チュンチョンナムド)でも口蹄疫と疑われる牛が発見された。
農林水産食品部(農食品部)は19日、「最初の発生地の京畿道抱川市(ポチョンシ)のH農場から9.3キロほど離れた漣川郡青山面(ヨンチョングン・チョンサンミョン)のイム某さんの農場で、18日、口蹄疫と疑われる牛が発見され、国立獣医科学院の精密検査結果、4匹が口蹄疫陽性反応を示した」と発表した。口蹄疫が確認された牛は今回が5番目となる。
漣川郡の農場は、前の4番目の発生当時、媒体と推定される獣医が訪問したこともなく、H農場の牛が移動したこともない。農食品部の関係者は、「これまでは地域も抱川で同一で、H農場と因果関係があったが、今回の5番目の発生は、あまり関わりのない予想外の地域で発生した」と話した。農食品部はまた、この農場の農場主が飼料代理店を運営してきたことに注目、飼料による追加感染の可能性があるとみて、飼料の供給が行われた農場の把握に取り組んでいる。
一方、同日午後、忠清南道瑞山市(ソサンシ)ウンアム面のある農家でも、口蹄疫が疑われる牛がいるという届け出があり、防疫当局が詳しい調査に乗り出した。ひとまずは簡易診断の結果は陰性と出たが、農食品部は20日に発表される精密検査の結果に神経を尖らせている。
農食品部の関係者は、「瑞山市は最初の発生地域の抱川はもちろん、H農場の牛が移動した地域(京畿道驪州、忠清北道鎮川)ともずいぶん離れている」とし、「瑞山で口蹄疫の確定判明が出れば、過去のケースのように拡散する懸念がある」と話した。00年には3道6市・郡で、02年には2道4市・郡で口蹄疫が発生した。
農食品部は、口蹄疫の追加発生の防止に向け、5番目の発生地域の漣川郡の農場から半径500メートル以内の全ての偶蹄類を屠殺処分する一方、防疫対策本部を抱川に続いて、漣川にも設置した。農食品部は、「農家の徹底した消毒が口蹄疫の拡散を防ぐ最も効果的な方法だ。毎週水曜日、『全国一斉消毒の日』に積極的に協力し、口蹄疫の疑いのある家畜は即時に届け出てもらいたい」と訴えた。
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