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韓国の国会議員、法案採決の欠席率が30.2%

韓国の国会議員、法案採決の欠席率が30.2%

Posted January. 20, 2010 08:36,   

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第18代国会が開会した08年5月から昨年11月までに本会議で採決に付された法案は、720件だ。ところで、全体議員の約5分の1が、法案採決の半分以上に欠席していたことが確認された。採決の出席率が30%にも満たない議員も10人以上いた。

これは、かなりの数の議員が、予算審査や決算、政府業務の監視とともに国会の核心機能とされる立法のための法案採決を放棄していることを意味する。

19日、東亜(トンア)日報が第18代国会の採決資料を分析した結果、調査対象になった議員278人の本会議採決出席率は69.8%にとどまった。いっぽう、米国上院議会は、09年に実施された397回の法案採決で97.6%の採決率を記録し、韓国議会とは対照的だった。

●欠席率野党が高い…議員は「選挙区活動のため」と釈明

議員別には、趙慶泰(チョ・ギョンテ=欠席率85%)、宋永吉(ソン・ヨンギル=80%)、康聖鐘(カン・ソンジョン=76%)、朴柱宣(パク・ジュソン=75%)(以上民主党)、朴宣映(パク・ソンヨン=74%、自由先進党)、白元宇(ぺク・ウォンウ)議員(73%=民主党)の採決欠席が最も多かった。ハンナラ党では、田麗玉(チョン・ヨオク=62%、全体順位では24位)、朴順子(パク・スンジャ=58%)、李漢久(イ・ハング=54%)、李允盛(イ・ユンソン=51%)、朱盛英(チュ・ソンヨン=51%)、安亨奐(アン・ヒョンファン)議員(46%)が、欠席率上位圏を形成した。本会議の法案採決に関しては、相対的に与党の出席率が野党よりも高かった。

08年夏に保健福祉部長官となった全在姫(チョン・ジェヒ)長官(89%=ハンナラ党)、09年3月に逮捕され、議員辞職を宣言した李光宰(イ・クァンジェ=85%)、闘病中の李龍三(イ・ヨンサム)議員(83%)(以上民主党)も、多くの採決に出席できなかった。

欠席議員らは概ね、選挙区の活動、党本部での政治活動など、対外活動を理由に挙げた。

趙慶泰議員側は19日、東亜日報の電話取材で、「釜山(プサン)に選挙区がある民主党議員であるため、選挙区の仕事に邁進せざるを得ない」と話し、康聖鐘議員側は、「大韓サッカー協会会長への出馬のために外部活動が多かった」と答えた。白元宇議員室関係者は、「白議員が昨年末に足を怪我し、病気休暇を取った」と説明した。田麗玉議員のある補佐官は、「昨年2月の東義(トンウィ)大学事件による暴行事件で長期入院したため、法案処理が多かった2月、4月の臨時国会に出席できなかた」と説明した。

●総選挙時の「風」選挙と国会空転も構造的要因

総選挙で有権者の票心が選挙の風と支持政党に大きく左右される選挙風土が、議員が立法過程を疎かにする構造的な理由に挙げられる。実際、総選挙で、現役議員の国会活動が誠実かどうかについて選挙の争点になったケースは見当たらない。

ソウル大学政治学科の朴贊郁(パク・チャンウク)教授は、「議員は、常任委での発言、党本部の活動を重視する傾向がある。すでに党論によって採決の結果が明らかな状況で、自分の一票が結果を変えないと考えるようだ」と話した。国会事務局のある関係者は、「本会議の採決の途中で席を立つ議員を簡単に目にすることができる」と語った。

ハンナラ党が主導する本会議を野党が拒否する政治的理由も、変数に挙げられる。欠席率80%を記録した民主党の宋永吉議員側は、「与党の一方的な法案処理と大量の職権上程の状況で、宋議員が法案採決に出席する理由がなかったためだ」と説明した。



srkim@donga.com polaris@donga.com