Go to contents

ハイチの韓国軍女性将校、潘基文国連総長に現地で「忠誠」の敬礼

ハイチの韓国軍女性将校、潘基文国連総長に現地で「忠誠」の敬礼

Posted January. 19, 2010 08:48,   

한국어

「忠誠(チュンソン)」

「お会いしたかったです」

潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が17日(現地時間)、地震で甚大な被害を受けたハイチを訪れ、国連ハイチ安定化派遣団(MINUSTAH)に勤務する唯一の韓国人・李ソンヒ少佐(43・女軍35期)に会った。潘事務総長がポルトープランスの地震現場を訪れた後、国連安定化派遣団本部で行われた記者会見場でのことだった。

李少佐は、記者会見場で潘事務総長を待った。潘事務総長は、国連軍統帥権者であり、李少佐の上官だ。昨年11月、1年の滞在日程でハイチに派遣された李少佐は、国連平和維持軍所属の警察の食糧や飲料水などを担当する軍需将校として勤務している。

午後4時頃、潘事務総長が記者会見場に入り、自分に近づいてくると、李少佐は自己紹介し「忠誠」とはっきりとした声で敬礼した。潘事務総長は、「新聞やテレビの放送を見て、会いたいと思っていました。李少佐がここに勤務しているという話を聞き、韓国人としての誇りを与える人だと思いました」と話した。

「これからも頑張ってください」という潘事務総長の言葉に、李少佐は、「平素からお会いしたいと思っていました。最善を尽く、任務完遂のために努力します」と答えた。潘事務総長がいつ赴任したのかと尋ねると、李少佐は、「昨年11月に来て、2ヵ月が経ちました」と答えた。

李少佐は、地震発生直後、国内メディアに現地の状況を伝え、ハイチに駐在する国連軍所属の女性軍人と伝えられ、話題になった。地震が発生した12日午後、国連事務所として使用していた市内のモンタナホテルから、外に出たが、李少佐が建物から出て、すぐにホテルの建物が崩壊する「危機一髪」の経験をしたという。

地震犠牲者の追悼と救護対策の検討のため、ポルトープランスを訪れた潘事務総長は、今回の地震で崩壊した5階建の国連本部の建物と大統領宮前の避難民テント村などを訪れた。ハイチのプレヴァル大統領とも会い、ハイチ支援策について話し合った。



higgledy@donga.com