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G10入りはグリーン成長にかかっている 経済専門家らが指摘

G10入りはグリーン成長にかかっている 経済専門家らが指摘

Posted January. 02, 2010 08:55,   

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経済専門家らは、韓国が金融サミット(G20)を超え、20年にG10入りを果たすための最重要課題として、グリーン成長に向けたエンジンの育成や「輸出韓国」を超える経済体質の改善を取り上げている。

東亜(トンア)日報が、今年11月の金融サミットの開催を控え、「G20から10へと」というタイトルの新年企画を取材しながら、財界の首脳やコンサルタント、大学教授、経済研究所の研究員、政府関係者など、50人を対象に行ったアンケートで明らかになった。

東亜日報・特別取材チームは、新たな10年の主導権を握るため、「声無き戦争」を繰り広げている主要12ヵ国の、国家経済のアップグレード現場を現地で取材し、韓国に示唆するところを尋ねた。

専門家らは、グリーン成長に向けたエンジン育成(14.7%)を、韓国経済の跳躍に向けた最重要課題として取り上げた。さらに、「輸出韓国」を飛び越える経済体質の改善(14.0%)や中核人材の育成(14.0%)、企業家精神の高揚(12.7%)、パイを増大させる労使関係(12.0%)などの順だった。

LG経済研究院の金ヒョンジュ研究委員は、「エネルギーや資源依存度の高い韓国は、未来への跳躍に向け、グリーン成長は不可欠だ」とし、「先進国一辺倒のグリーン成長政策推進に歯止めをかけるためにも、韓国自らがグリーン成長部門での競争力を育成しなければならない」と話した。

経済体質の改善と関連しては、新成長エンジンの発掘やサービス市場の先進化を通じ、輸出と内需のバランスの取れた経済構造へと発展させていかなければならないという見方が多かった。

話題別の韓国の現状について専門家らは、「経済領土の拡大」に68.6点と、最も高い点数をつけた。韓国は世界最大経済圏である米国や欧州連合(EU)と自由貿易協定(FTA)を結んだ唯一の国だということを考慮したものと見られる。しかし、韓国経済の長年の課題である「労使関係の増進」は45.6点と、最低だった。

50人の専門家のうち15人は、韓国の強みとして高い教育熱や人材を取り上げた。さらに、優秀な製造業での能力(10人)や活発なFTA(5人)、短期的集中力(4人)、情報技術の大国(4人)の順だった。