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「誠意、説得でも駄目なら…」李大統領発言の真意は?

「誠意、説得でも駄目なら…」李大統領発言の真意は?

Posted December. 02, 2009 08:39,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領が先月30日、与党ハンナラ党最高委員団との朝食懇談会で、世宗(セジョン)市問題に関連して、「誠意を尽くして国民の理解を求め、説得しなければならない。それでもだめなら、方法がないのではないか」と話したとされ、発言の背景をめぐって様々な解釈が出ている。

大統領府は1日、「『誠意を尽くして国民の理解を求め、説得しなければならない』とした部分を強調したもの」と説明した。李大統領が、「大統領との対話」で、「私一人が苦しみ、非難され、政治的に損害を受けても、歴史的使命を持ってこれ(世宗市原案修正)をすべきではないか」と話したように、世宗市修正の必要性への意志は固いということだ。

しかし、注目されるのは、「だめなら方法がないのではないか」と述べた部分だ。大運河事業のように国民が同意しなければ推進しないという考えを明確にしたという解釈も出ている。懇談会に出席した一人は、「李大統領が世宗市について言及し、淡々としていて余裕があった。何があっても押し通すよりは、結局は国民の選択に任せるほかないという趣旨と理解した」と雰囲気を伝えた。

むろん、李大統領は近く公表される世宗市修正案に強い自信を持っているという。原案と修正案を比較してみれば、国民が忠清道(チュンチョン)の発展にどちらが役立つか明確に判断できるという自信だ。しかし、それにもかかわらず(世論が)原案を選択するなら、その時は方法がないという考えが、今回の発言に含まれているということだ。これに関連して政府関係者は、「修正案が受け入れられない場合、『原案+α』ではない既存の原案を適用する方針だ」と話した。

李大統領は懇談会で、「ある外国の首脳が韓国の国会の暴力事態について触れて、『採決すればいいのではないか。韓国の国会は採決しないのか』と聞いてきたので、『今は民主主義をさらに発展させるための最後のヤマ場だ』と答えた」というエピソードを紹介したという。また、李大統領は、全国鉄道労働組合のストについて、「軍人約500人を(機関士として)訓練させ、(長期ストが再発する場合)投入するのはどうか。可能なら、後にその人々に免許も与え、仕事ができるようにすればいいだろう」と話したという。



koh@donga.com