フランスでは今後、顔を覆ってデモに参加すれば処罰される。
フランス政府は20日、官報を通じ、公共場所で身元を隠すためにわざと顔を覆ってデモをする行為を禁じる内容の首相令を発表した。この命令を初めて違反すると、最大1500ユーロ(約264万ウォン)の犯則金に処され、1年以内に再度違反した場合は、2倍の3000ユーロが課される。行政権の強いフランスでは大統領や首相の命令は(d′ecret・デクレ)は法律同然の効力を持つ。
サルコージ大統領は今年4月、北大西洋条約機構(NATO、ナトー)首脳会議が開幕したストラスブールでデモ隊と警察の間で激しい武力衝突が発生したことを受け、「暴力との戦争」を宣布し、暴徒対策をできるだけ早急にまとめると明らかにした。
当時、ストラスブール反ナトーデモ隊の一部は、目を除いて首の上の顔全体を覆う「頭巾」を着用した。フランスは普段からもデモの時、覆面をかぶって登場した暴力を振るう「カスール(Casseu、破壊者)」というデモ隊で頭を悩ませてきた。
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