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同い年の朴主永と李根鎬、理想的な2トップの発見

同い年の朴主永と李根鎬、理想的な2トップの発見

Posted June. 04, 2009 08:20,   

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朴主永(パク・ジュヨン=ASモナコ)と李根鎬(イ・グンホ=ジュビロ磐田)は、24歳で同い年だ。二人とも子どもの頃から才能を認められたが、スポットライトはいつも朴主永に向けられた。高校時代、富平(プピョン)高の李根鎬は、主力のFWとしてチームを首位に導いた。チョング高の朴主永は、もうすでに全国的なスターだった。

李根鎬には「高校スター」という異名が付けられたが、朴主永には「ウルトラ高校クラスの天才」という賛辞が寄せられた。プロ入りしてから格差はさらに広がった。入団初年の05年、FCソウルの朴主永は、Kリーグとカップ大会で18ゴールを決め、ファンの期待に応えた。反面、仁川(インチョン)ユナイテッドの李根鎬は、5試合出場に止まり、結局2軍降格を命じられた。

これで終わりかと思われた二人のライバル戦は、李根鎬の復活で新しい展開となった。李根鎬は2軍のMVPに選ばれてから、大邱(テグ)FCにトレードされた07年、韓国人選手では最多得点(10得点)をマーク。一方で、大小の負傷に苦しめられた朴主永は、所属チームの主力争いでも負け、相対的に振るわなかった。

お互いにすれ違いの運命を歩んできた朴主永と李根鎬。しかし、昨年と今年初め、それぞれフランスと日本へ進出してからは、並んで主力FWとして活躍しており、許丁茂(ホ・ジョンム)監督はこの二人を2トップに決めた。

3日、アラブ首長国連邦で行われたオマーンとの親善試合(0−0)でも、二人はゴールこそ決められなかったが、前半45分間、呼吸を合わせ印象的なプレーを披露した。

朴主永と李根鎬が、共に代表メンバーに選ばれたのは今回が初めてではない。05年、20歳以下青少年W杯の時と昨年の北京五輪の舞台でも、共にグラウンドを踏んだ。しかし、05年には、李根鎬は本大会3試合で1分もプレーできなかった。昨年は、朴主永が負傷後遺症やプレッシャーのため、ベストコンディションではなかった。

サッカー関係者らは、同い年のこの二人の活躍次第で、残りのW杯最終予選だけでなく、来年のW杯本大会の成績まで左右されると考えている。

許丁茂監督は、「ワンテンポ早いシュート能力と広い視野を持っている朴主永、生まれつきのスピードと決定力が持ち味の李根鎬が、シナジー効果を発揮すれば申し分のない組み合わせになる」と確信している。

青少年代表チーム時代と北京五輪の時、二人を指導した朴成華(パク・ソンファ)元五輪代表監督は、「朴主永と李根鎬は、チームと個人戦術のどちらにも長けている選手なので、コンディションさえ良ければ、最上の攻撃カードになる」と評価した。



niceshin@donga.com