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朴槿恵元代表「親朴が党の足を引っぱったことがあるのか」

朴槿恵元代表「親朴が党の足を引っぱったことがあるのか」

Posted May. 11, 2009 03:04,   

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「いわゆる親朴(親朴槿恵)の人々が、党の足を引っぱったことがあるのか、考えてみてください。親朴のために党がうまくいっていない、選挙で負けた言うことが通用しますか」

米国を訪れた朴槿恵(パク・グンヘ)元ハンナラ党代表は9日(以下現地時間)、党内の結束策を問う記者の質問に、「何の対立があるのか、何の結束をしなければならないのか」と不快な心情を隠さなかった。4・29再補欠選挙後に増幅しつつある党内の派閥葛藤問題について、親李(親李明博)系に直撃弾を飛ばしたのだ。

朴元代表は同日、サンフランシスコ市内のあるレストランで行なわれた記者懇談会で、「私が党代表の時も、主流と非主流は明確にあった。いつもあることを今さら対立があるかのように言うことは、前提が間違っている」として、このように述べた。朴元代表の発言は、再補欠選挙の敗因として、親李・親朴の派閥対立問題と親朴系の非協力を取り上げることへの不快な本音を示したものだ。親朴系で先に対立を起こしたのなら、結束策も必要だが、党内の非主流として静かにしてきた自分に、なぜ責任を押しつけるのかという反論だ。

また朴元代表は、再補欠選挙の惨敗の原因について、党刷新特委の活動に言及し、「私が党代表の時に実践したことなのに、それがまた刷新策として出てきたということは、ひとことで言って、今守られていないということだ」と述べた。このような発言は、党指導部をはじめとする主流に責任を問わせるもので、「金武星(キム・ムソン)院内代表カード」に反対し、「党がうまくやって、国民の支持を受けなければならない」と批判したことと合致している。さらに、「ハンナラ党は公党だ」としたうえで、公認は、党憲・党規による原則に則って行なわれなければならない。そうでなければ公党ではない」と強調した。11日に帰国した後、朴熺太(パク・ヒテ)代表と会うのかという質問には、「(朴代表が私に)会いたいと言えば、会わない理由はない」と述べた。金武星議員の院内代表推戴や党内選挙には、「すでに私の見解を明らかにしている。付け加える言葉はない」と明確に線を引いた。結局、院内代表や政策委議長が「親朴側」になるとしても、本質的な問題は解決されないという意味に聞こえる。朴元代表の同日の発言で、ハンナラ党は今後、少なくからぬ波紋に包まれるものとみえる。

朴元代表の威力は、今回の騒動で再確認されたと見ることができる。朴元代表は、訪米期間に「金武星院内代表カード」が浮上すると、国内政治はなぜ毎日ああなのか。確かに、そうでない時があっただろうか」と問い返したりしたと、同行したある議員は伝えた。

朴元代表は9日、同行した記者団に、「原則がもたらす最高価値の創出は、信頼だ。信じることができればコストはあまりかからないが、信頼がなければ、政策も言葉も信じることができず、コストがかかる」と原則論を重ねて強調した。

8日、サンフランシスコ市役所で開かれた僑民懇談会では、ソンシン女子高校の同窓生であるチャン・ヨンヒさんが歓迎のあいさつで、朴元代表の「原則論」に関するエピソードを紹介した。チャンさんは、「国語の時間に初めて1、2回だけ宿題検査があり、その後は検査がなかった。ある日突然、先生がノートの検査をしたが、同じクラスの30人の生徒の中で、唯一朴元代表だけが宿題をしていた」と紹介した。検査をしてもしなくても、学生の本分は勉強だという姿勢、だれが見ても見ていなくても、義務に忠実な原則をその時から守っていたということだ。



gaea@donga.com