女性が公職に進出すれば、不正は減るだろうか?これまでの研究結果によると、概ね肯定的だった。世界透明性機構が毎年発表する腐敗認識指数において首位にランク付けられる国であるほど、女性議員の比率が高い。08年はずっと首位を守ってきたフィンランドを抜いて、デンマークやニュージーランド、スウェーデンが共同でトップにつけられた。内戦のため、男性の数が絶対的に足りないルワンダ(48.8%)を除いてはスウェーデン(45.3%)やデンマーク(38.0%)の女性議員の比率が最も高い。ニュージーランドはジョン・キー現首相の前の二人の首相は連続して女性だった。
◆オーストリア駐在米国大使を務めたスワニー・ハント・ハーバード大学女性政策研究所長は07年、「フォーリン・アフェアーズ」に投稿した文で、女性の政治参加比率が高いほど、腐敗は減ると主張した。女性の相対的なクリーンさは、割り当て制を通じた女性の政治参加の正当性を裏付ける論理としても使われる。女性公職者の腐敗が少ない理由は、仕事と家庭を両立しようとする女性らは、賄賂を受け取ることに伴う危険(リスク)を男性ほど甘受しようとしないためだという。
◆最近、現場の市郡区で福祉基金を横領した公務員の多くが女性である。福祉基金11億ウォンを横領して先月摘発された全羅南道海南郡(チョンラナムド・へナムグン)の町役場の公務員は、40歳の女性だった。同氏は死亡や転出によって需給対象から外された人々の名義で生計費を申請しては、数十の借名口座で受け取る大胆な手口を使った。ソウル蘆原(ノウォン)区役所で6年間に渡って1億ウォンを横領した公務員は、育児休暇を取っていた30代の母親だった。一昨日は、ソウル大学病院の20代の女性職員が、患者の後援金7億ウォンを横領した事件が起きた。
◆昨年、グローバル的経済危機を招いたウォール街の金融関係者のほとんどが男性だという点のため、「テストステロン(男性ホルモン)の原罪論」まで起きた。貪欲と関係があるといわれるテストステロンは、男性が女性より10倍も多い。しかし、このような仮説にも疑問が持ち上がっている。女性議員の比率は透明性指数を表す一つの物差しではあるが、女性だからといって必ずしもクリーンであるという保障はない。かえって、金の使いところが多く、ショッピング中道に落ちやすい女はが、誘惑により脆弱になりかねない。これまで、女性の腐敗がなかったり、少なかったりしたのは、実はそのチャンスが少なかったためかもしれない。「女性は不正を行う割合が相対的に低い」という研究結果も、信頼性をなくしつつあるような気がする。
鄭星姫(チョン・ソンヒ)論説委員 shchung@donga.com






