Go to contents

世界ランク460位の梁容銀、ザ・ホンダクラシックで優勝

世界ランク460位の梁容銀、ザ・ホンダクラシックで優勝

Posted March. 10, 2009 03:07,   

한국어

梁容銀(ヤン・ヨンウン、37=テーラーメード)は昨年の今頃のことを思い出すと、おのずと笑いが出る。

米PGAゴルフツアーのザ・ホンダクラシックで3ラウンドを最下位に終え、4ラウンドは同伴者なしに独りで回った。当時午前8時3分に初組でティーオフし、1時間53分でラウンドを終えた。

あれから1年。9日、米フロリダ州のPGAナショナルリゾート&スパ・チャンピオンコース(パー70)で行われたザ・ホンダクラシック最終日。

世界ランキング460位の梁容銀は一番最後のチャンピオン組でスタートし、2打を減らして通算9アンダーで優勝カップを手にした。

試合後、9位タイと善戦した後輩のウィ・チャンスと日本レストランでシャンパンを楽しんだ梁容銀は、本紙との電話インタビューで「良い出来事がたくさんあった」と、明るい声で話した。

まずPGAツアーに出場して47大会ぶりの初優勝だが、韓国人選手では崔京周(チェ・キョンジュ)以来2番目のチャンピオンになった喜びはひとしおだった。昨年の賞金(46万1726ドル)の2倍が越える100万8000ドル(約15億ウォン)を獲得し、賞金ランキングが115位から9位へジャンプした。2年間のフルシードも確保した。当初、梁容銀は今週CAチャンピオンシップ(賞金総額850万ドル)に出場資格がなく、その代わりB級大会のプエルトリコオープン(賞金総額350万ドル)に出場する計画だった。

しかし、ぎりぎりでCAチャンピオンシップの出場権を得て、タイガー・ウッズら最高のスターと立ち向かうようになり、来月のマスターズ出場権まで手に入れた。

人生逆転を成し遂げた梁容銀は、「終盤の4つのホールが、これまでの自分のゴルフ人生の全てと同じくらいに長く感じられた」と話した。

「ゴールデン・ベア」ことジャック・ニクラウスが設計したこのコースの15〜17番ホールは、「ベアトラップ(熊罠)」という愛称が付けられているほど難コースで有名だ。梁容銀は、15、17番ホール(以上パー3)で相次いでティーショットをバンカーに落としてボギーを叩いた。

1打差で追われた梁容銀は、18番ホール(パー5)で3番目のティーショットを左側へ寄せて打ち、15メートルの負担なバーディパットを残した。3パットなら同点に追いつかれる危機だったが、彼はカップから指幅2本にもならない距離にボールを寄せた後、勝利を確信したかのように、空へ向けて拳を5回も突き上げた。

最近2連続20位内の成績によって出場順番が上方修正され、今大会には待機選手ではなく、自動出場したという梁容銀は、「試合前、インターネットで申智愛(シン・ジエ)の米国女子ツアー優勝のニュースと韓国野球がWBCで中国を14—0で下したというニュースを見た後、私も必ずやってみせると覚悟を決めた」と話した。

梁容銀は今大会で平均ドライバーショットの飛距離299.8ヤード(13位)の長打を放ち、72.2%(3位)のグリーン的中率に1ラウンド当たり平均パット数も28.8本(26位)と好記録を残した。



kjs0123@donga.com