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198センチの中国少女、バスケのスターに育てる

198センチの中国少女、バスケのスターに育てる

Posted February. 18, 2009 09:00,   

한국어

背が198センチもある中学2年生の中国少女が、バスケットボールで「コリアンドリーム」を実現するため、韓国入りする。

女子プロバスケットボールの新韓(シンハン)銀行は、バスケの有望株、ス・ウォンイェン(15)と後援契約を締結した。ス・ウォンイェンは聞き慣れない名前だが、彼女の母親は韓国内のファンにも馴染み深い。

中国国家代表の出身で、00年から2年間、韓国内で活躍した徐春梅(43、195センチ)が彼女の母親だ。徐春梅は現在、湖北省のあるバスケチームでコーチを務めている。

これで外国人の親子が並んで、韓国内舞台に立つ珍しい記録が出ると見られる。ス・ウォンイェンは来月初め韓国入りし、新韓銀行の安山(アンサン)宿舎に滞在しながら、韓国内の適応を目指す。安山の一般中学校の編入後、バスケ部がある高校に進む計画だ。

高校卒業後は、一般帰化の申請資格(韓国内居住5年以上)を得た後、帰化し、韓国内でプロデビューする予定だ。

新韓銀行は、デビューまでの授業料や宿泊費、生活費を全額支援することにした。外国の有望株を直接養成し、帰化させてデビューさせるのは、韓国内のプロスポーツ史上初めてのことだ。

今年3年生になるス・ウォンイェンは、身長がもう2メートル近く、昨年も4〜5センチ伸びたほど、まだ成長中である。バスケクラブで活動した経験があり、バランスの取れた身体に運動能力も良いと評価されている。

新韓銀行としては、確実な「将来の戦力」を確保した点もあるが、韓国バスケとしても嬉しいニュースだ。中国青少年代表の経験のないス・ウォンイェンは、帰化した後、韓国代表としてプレーできる。河恩珠(ハ・ウンジュ、26、202センチ)と一緒に代表チームのツインタワーが完成するわけだ。

しかし、心配もある。思春期の少女が、他国に単身で運動をするのは、容易なことではない。ス・ウォンイェンと母親は、昨年の夏から新韓銀行のラブコールを受けていたが、1月末、2泊3日の日程で韓国を訪れ、宿舎や競技場を入念に確認し、ようやくサインをした。ス・ウォンイェンが、バスケ選手として成功するためには、中国より韓国が有利と判断したからだ。

ス・ウォンイェンは、「韓国の選手らから、バスケと韓国語を一生懸命に学ぶ。韓国最高の選手になりたい」と語った。



hic@donga.com