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10万ウォン札の発行、無期限延期へ

Posted January. 01, 2009 07:03,   

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中央銀行の韓国銀行(韓銀)は昨年12月31日、5万ウォン札の試製品が1月の中旬に一般に公開された後、早ければ4月から市中に流通すると明らかにした。10万ウォン札の発行は無期限延期となった。

韓銀の関係者は、「5万ウォン札の試製品のデザインの最終点検が遅延してしまい、当初の予定より遅い1月中旬に試製品を公開することを決めた。早ければ4月頃に、市中に供給することができるだろう」と説明した。

また、企画財政部(財政部)は10万ウォン札の高額紙幣の発行を無期限延期する方針を固め、国会と韓銀にこの事実を通達したと明らかにした。

財政部の関係者は、「5万ウォン札の流通経過を見守りながら、10万ウォン札を発行するかどうかについて改めて話し合う方針だ」と述べているが、最初から延期の期限を決めておらず、韓銀は「事実上の取り消し」と受け止めている模様だ。

財政部は10万ウォン札の発行延期の理由として、△裏面に印刷される大東興(テトンヨ)地図の木版本に独島(トクド、日本名=竹島)がなく、△クレジットカードの使用が増え、高額紙幣の必要性が減ってきており、△物価が上がる可能性があるということなどをあげている。

しかし、一部の専門家らは「10万ウォン札の必要性についての論争はすでに国会および金融通貨委員会の採決の過程で十分行われた」と述べ、景気のてこ入れに向けた高額紙幣の発行が必要だと主張している。

財政部の延期決定が10万ウォン札の肖像人物である白凡・金九(ペクポム、キム・グ)と関連しているのではと指摘する声もある。

韓銀は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時の07年11月に肖像人物を選定する過程で島山・安昌浩(トサン、アン・チャンホ)を推薦した貨幣図案諮問委員会の民間委員たちの見解を無視し、白凡を選定し、論争となっていた。



peacechaos@donga.com parky@donga.com