イラクで平和再建の任務を終えた国軍ザイトゥーン部隊の将兵約520人が今日、ソウル空港に「凱旋」する。04年9月、1175人の第1陣兵力が初めて派兵されてから4年3ヵ月ぶりだ。これまで、イラクのアルビル地域で活動したザイトゥーン部隊の将兵は、総2万人にのぼる。ザイトゥーン部隊はこれまで、現地住民と同盟軍の将兵ら約13万人に対する医療支援、学校、保健所、町の会館などの建設に貢献した。砂漠の暴風と敵対勢力の脅威の中で、兵力と軍需物資の輸送を担当してきた空軍航空団タイマン部隊の隠れた功労も大きい。
ザイトゥーン部隊の果たした成果は、実に誇らしい。名誉ある帰還を歓迎し、これまで流した汗と労苦に拍手を送る。現地の住民たちは、安定した生活の基盤を築いてくれたザイトゥーン部隊を「神のの贈り物」と呼んだ。韓国戦争の惨状と廃墟から立ち上がり、大韓民国を再建した私たちは、国際的な助けの手がどれほど貴重で有り難いかを忘れることはできず、忘れてはならない。米軍をはじめとする国連軍の迅速な参戦と戦後援助がなかったなら、今日の韓国は存在していないだろう。ザイトゥーン部隊の足跡も、イラクの歴史にはっきりと残るものと信じる。
将兵たちが行く先々で、住民や子どもたちが「クリ(コリア)」を叫んで歓呼し、韓国製の製品やテレビドラマを好きになったのも、ザイトゥーン部隊の成果だ。部隊長の朴ソンウ陸軍少将は18日、帰国の航空機に搭乗する直前、東亜(トンア)日報の論説委員の電話取材に対して、「民事作戦や安定化作戦と呼ぶ平和再建活動を成功裏に果たし、同盟軍にいいモデルを示すことができてうれしい。その原動力は、国民の声援と韓国戦争の教訓だ」と話した。韓国企業の進出と石油採掘権の確保などで、ザイトゥーン部隊の成果が現われている時に帰国することになり、達成感とともにさびしさも残るという。
将兵たちは、献身的な奉仕で住民の心をつかむことで、イラク派兵の成果を育てることができた。貴い国威宣揚と外交活動だった。ザイトゥーン部隊が築いた韓国の位相とイメージは、貴重な国家資産として残るだろう。当初イラク派兵案に反対した多くの国会議員たちは、ザイトゥーン部隊の将兵たちに恥じなければならない。民意と国益の毀損に没頭する「金バッジ」の前に立つザイトゥーン部隊の将兵たちこそ、大いなる愛国者であり、この時代の英雄である。






