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報勲処高官など20人あまり、「有功者」資格剥奪

報勲処高官など20人あまり、「有功者」資格剥奪

Posted October. 28, 2008 09:12,   

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公務に関連して負傷を負った「公傷」公務員として登録された前・現職の国家報勲処(報勲処)の職員92人のうち、高官をはじめ24人が再審査の結果、「不適格」となり、有功者の資格を剥奪された。

▲「偽の国家有功者」百態〓報勲処で35年間勤務してきた60代の高官李某氏は、06年に事務室のキャビネットを片付ける際に腰を痛めた後、腰椎椎間板ヘルニア(腰椎ディスク)の診断書をとり、報勲処から国家有功者として認められた。

ところが、昨年11月から医師と弁護士など、外部の専門家で構成された特別審査委員会の再審の結果、李氏の病気は加齢変化による老化である「退行性」疾患と結論付けられたことから、有功者資格を剥奪された。

審査委は、「書物を持ち上げる程度の仕事が腰椎椎間板ヘルニアを誘発したほど、強い衝撃や無理な動作としてみることができず、退行性による疾患と推定される」と明らかにした。

現職の6級公務員であるリュウ某氏は、04年4月同好会の人々と一緒に登山し、事故で骨折したにもかかわらず、中央省庁の登山大会を控え、練習する際に怪我をしたと主張し、有功者資格を得た。しかし、05年公務上の負傷であるかどうかに関する行政訴訟で敗訴したことから、今回の再審で有功者資格が取り消された。

さらに、元4級公務員だった金某氏は10年余り前に出張中に車を運転中、交通事故に遭い、有功者として認められたが、再審の結果、当時中央線をはみ出して走行した重過失があったものと判定され、「偽者有功者」であることが判明した。

▲度を越した身内ぐるみ〓しかし、報勲処はチョン前次長を含め、ほかの前・現職の職員らの身元を公開しておらず、これらの職員らに支給された子女学資金などに対しても法的検討を行ったが、違法性と不正行為が認められないとし、返還させないことを決めた。

このため、報勲処が国家有功者へのずさんな審査および登録手続きを悪用し、国庫を浪費した職員らのモラルハザードを傍観しているという批判の声が上がっている。



ysh1005@donga.com