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「世界初」「世界最高」…記録を作る三星のCEOたち

「世界初」「世界最高」…記録を作る三星のCEOたち

Posted October. 21, 2008 09:32,   

●超一流の礎を築く三星電子のCEOたち

三星(サムスン)電子は、三星グループの中心系列会社だ。経営陣の層も厚い。

李潤雨(イ・ユンウ)三星電子・総括副会長は、韓国を半導体強国へと躍進させるのに多大な貢献を果たした経営者だ。1984年、三星半導体通信の取締役時代、普通3年はかかるといわれていた半導体工場の設立を特有の粘りと根気で、6ヵ月で完成した。また、三星の半導体事業が苦しい時期も、メモリー半導体への投資に踏み切り、将来に備えた。三星電子・技術総括副会長を経て今年5月から、三星の中心系列会社である三星電子の最高司令塔を任されている。

李基泰(イ・ギテ)対外協力担当副会長は、新技術や新製品の開発を通して、韓国の携帯電話を世界に広げた「エニーコール神話」の立役者だ。「世界初」と「世界最高」を目指してテレビ電話やMP3など、技術融合製品の開発を先導してきた。「経営とは、全ての部署が最適の組み合わせで最大の成果を出せるようにする『総合芸術』だ」という経営理念を展開してきており、「スピード経営の達人」とも呼ばれている。

三星電子・新事業チーム長の林亨圭(イム・ヒョンギュ)社長は、半導体の中核事業であるDRAMフラッシュ・メモリーを世界トップに成長させた一人である。三星グループの学術研修制度で初めて博士号を取り、「三星が育てた超スペシャル・エンジニア」と呼ばれている。昨年10月から、未来の三星を担う新たな中核事業の開発に取り組んでいる。

李相浣(イ・サンワン)LCD総括社長は、1990年代から液晶表示装置(LCD)事業を担当してきた。世界のディスプレイ市場を主導する次世代の中心的CEOという評価を受けている。三星電子が、LCD分野で02年から07年まで6年連続世界トップの座を維持するのに貢献した。昨年からは韓国ディスプレイ産業協会の初代会長も兼ねている。

三星電子の最高財務責任者(CFO)である崔道錫(チェ・ドソク)経営支援総括社長は、年間売上高が100兆ウォンに上る三星電子の財務管理を統括してきた代表的な財務管理のスペシャリスト。通貨危機の当時、三星電子がほぼ自己資本を割り込む状態になった時、強力な構造調整や革新に踏み切ることで危機を乗り切った。緻密な企画能力や果敢な決断力、正確な判断力を兼ね備えているという評価を受けている。

黄昌圭(ファン・チャンギュ)技術総括社長は、韓国の半導体産業を世界的なレベルに押し上げたとの評価を受けている。1989年、三星電子に入社した黄社長は、海外の競争会社からの破格的なスカウト提案を振り切って、「日本に勝ちたい」という信念一つで三星を選んだ。02年、「黄の法則」と呼ばれる半導体の新成長理論を発表した後、半導体の新規市場の創出を率いてきた。

権五鉉(クォン・オヒョン)半導体総括社長は、メモリー半導体やシステムLSI(非半導体メモリー)分野をくまなく経験した。1988年、4メガDRAMの開発に関わり、米国や日本との技術格差を縮めることに貢献した。最近、システムLSI分野の4つの事業部門を世界トップへと躍らせる成果も収めた。

崔志成(チェ・ジソン)情報通信総括社長は、半導体やデジタル・メディア、情報通信をくまなく経験し、「グローバル三星」を率いてきたCEOで、「ボルドーテレビ神話」の主人公。乱れのない働きぶりで一時は「ドイツ軍の兵隊」とも呼ばれた。1985年、ドイツ・フランクフルトで所長を務めていた当時、1000枚分の技術教材を丸暗記して、赴任初年度に100万ドル分の製品を販売したというエピソードは有名。

朴鍾佑(パク・ジョンウ)デジタル・メディア総括社長は1992年の入社後、半導体開発を担当し、01年プリンティング事業部長を担当し、本格的な経営者への道を歩んできた。昨年1月、社長に就任してから世界のテレビ市場の地殻変動を主導した。三星電子のLCDテレビ市場のシェア(販売量基準)を06年1年間の13.5%から今年第2四半期(4〜6月)は20.4%に拡大させた。

崔治勳(チェ・チフン)デジタル・メディア総括プリンティング事業部社長は、GEエネルギー・アジア太平洋地域の社長を経験し、昨年7月、三星に副社長級で迎え入れられた。それから1年足らずの今年5月、事業手腕や経営能力を認められ、社長に昇進した。三星電子社長団のなかで最も若く、企業間取引(B2B)プリンター事業を仕切っている。

●「グローバルITの三星」を率いるCEOら

金淳澤(キム・スンテク)三星SDI社長は、三星SDIを「ブラウン管を製造する煙突企業」からLCDや有機発光ダイオード(OLED)などの先端デジタル企業へと変身させたCEO。電池事業も世界2位に引き上げたのに続き、太陽光や燃料電池などのエネルギー分野へと、積極的に事業を拡大している。「ディスプレイ・ジンギスカン」を夢見ている。

三星SDIの最高技術責任者(CTO)であ金在鄷(キム・ジェウク)技術総括社長は、生産ラインを指揮する「現場型経営者」だ。三星電子の半導体総括や器興(キフン)工場長、三星SDIディスプレイ事業部門長など、生産現場一筋で働き、「製造の達人」とも呼ばれている。エンジニア出身の合理性や現場で磨いてきた推進力を兼ね備えているという評価を受けている。

姜皓文(カン・ホムン)三星電気社長は、三星電子や半導体、コンピュータ、情報通信事業部をくまなく経てきた代表的な「テクノCEO」だ。02年、三星電気の社長として赴任後、「選択と集中」という原則のもと、事業組織を製品中心から技術中心へと見直した。昨年は3兆5190億ウォンの売上高や1683億ウォンの営業利益という最高の実績を達成した。



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