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不良資産買取が本格化 ブッシュ大統領は「即座の効果はないだろう」と慎重

不良資産買取が本格化 ブッシュ大統領は「即座の効果はないだろう」と慎重

Posted October. 06, 2008 09:38,   

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米下院が3日(現地時間)に金融安定化法案を可決し、ブッシュ米大統領が署名したことで、米政府は、公的資金を投入して、金融会社の不良資産を買い入れるための作業を本格化している。

4日、ニューヨークタイムズなど米国メディアによると、米財務省は、大恐慌以来最大の7000億ドルの公的資金を投入するため、5〜10社の資産管理専門会社との契約を推進している。

ヘンリー・ポールソン財務長官は3日、下院で金融安定化法案の修正案が可決されると、引受対象の不良資産の範囲や不良資産の価値の算定、購買手続きなどを話し合うための緊急会議を招集した。ポールソン財務長官は、「法案可決に備えて、多くの作業と研究をしてきた。最大限、速かに推進する」と話した。

財務省は、資産管理専門会社および資産運用の民間専門家を雇用し、協議を通じて、不良資産の評価など公的資金の運用に向けた細部指針を作成する計画だ。

米メディアは、実際に不良資産を購入するまでに、少なくとも3週間から長くて2ヵ月かかるものと見ている。

ブッシュ大統領は4日、週例のラジオ演説で、金融安定化法案が即時には效果が出ないだろうと明らかにした。

ブッシュ大統領は、「政府はできるだけ速やかに動くが、金融安定化による恩恵が即時に実感されないだろう。政府としては、国民の税金が賢明に使われるように、慎重に金融安定化計画を実行に移していく」と強調した。

米下院は3日、金融安定化法案の修正案を賛成263票、反対171票で可決した。ブッシュ大統領は同日、法案に署名した。

いっぽう、金融安定化法案の施行が米国の景気低迷を阻止できないとする懐疑論が広がっている中、主要原資材の相場が、先週(9月29日〜10月3日)の週間基準で、約50年間で最大幅で下落したことがわかった。

主な19の原資材の先物相場を反映するロイター・ジェフリーズCRB指数は、先週10%暴落し、週間基準で1956年以降、最大幅で下落した。



higgledy@donga.com