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[オピニオン]「ろうそくゾンビ」、集めた金でマッサージ

[オピニオン]「ろうそくゾンビ」、集めた金でマッサージ

Posted August. 05, 2008 04:03,   

ろうそくデモで女子大生が死亡したというデマをインターネット上に流布し、これを新聞広告に載せると言って、ネットユーザーから1900万ウォンを集めた大学生の金某氏(23)。彼は、集めた金のうち500万ウォンをマッサージや居酒屋、ナイトクラブで使った。金氏は、単科大学の学生会長になるとすぐに休学し、社会運動に身を投じた。昨年11月の韓米自由貿易協定(FTA)反対デモの時、不審者を調べていた50代の警察官を殴り、全治6週間のケガを負わせた容疑で裁判を受けている。金氏のコンピューターには、北朝鮮の主体思想を賞賛する内容を含んだ文書ファイル約160件があったと警察は明らかにした。住民を飢えさせる父子世襲専制体制の維持のために、政治・経済的に世界に物乞いをし、核兵器の脅迫も躊躇(ちゅうちょ)しないのが、主体思想の現実である。

◆金氏のほかにも、「ふざけたろうそく」はまだいる。男でありながら、女性のニックネームを使って女性専用サイトに入り、デモの参加を扇動した30代の公務員もいた。「戦闘警察隊(日本の機動隊)が、市民鎮圧命令を拒否することに決めた」というデマを流した40代の大学講師もいた。この講師は、「劇的な効果を狙った虚偽の作文が、緊急逮捕をするほどのことか」と反駁した。このような人物に教わる学生がかわいそうだ。

◆ろうそく反対市民連帯は、悪質な一部ろうそく勢力を「ろうそくゾンビ(zombie)」と名づけた。「ゾンビ」は、映画や大衆文化で幽霊を指すアイコンだ。悪霊が生命を吹き込み、生き返る幽霊である。こんなゾンビには、清い理性も、罪悪感もない。金氏は、ネットユーザーから集めた金を個人の口座に不法に振込み、自分の金のように使った容疑が明らかになった後も、ポータルサイト「ダウム」の討論ルーム「アゴラ」に、「過ちはない」と書き込んで、警察を糾弾している。

◆ろうそくゾンビは、理念の是非を離れ、理性と人間性に問題があるようだ。1900万ウォンを集めるには、多くの人が懐から金を出したことだろう。その金で、マッサージに通ったのだ。基本的な道徳性に欠けるゾンビたちに、「純粋なろうそくたち」がだまされたと見るほかない。隣人を欺き、法意識がマヒしたろうそくゾンビに対しては、誰が抗議のろうそくを持つのだろうか。

許文明(ホ・ムンミョン)論説委員 angelhuh@donga.com