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ロシアがオランダ下し準決勝進出…ヒディンクのサッカー革命

ロシアがオランダ下し準決勝進出…ヒディンクのサッカー革命

Posted June. 23, 2008 05:56,   

試合終了のホイッスルが鳴ると、「マジシャン」はコーチ陣と肩を組んで飛び上がりながら手放しで喜んだ。祖国に手痛い悲劇を与えたという引け目よりは、強豪を倒したことの達成感に溺れ、グラウンドで「自分の子供たち」を抱きしめた。

2002韓日ワールドカップでは韓国をベスト4に導いたフース・ヒディンク監督(62)。その彼が22日、スイス・バーゼルのザンクト・ヤコブ・パルク競技場で行われたサッカー・ユーロ(欧州選手権)2008の準々決勝で、自分の率いるロシアが祖国オランダを3−1でくだす「マジック」をやってのけ、世界のサッカーファンを改めて驚かせた。

試合前に「祖国の反逆者になりたい。私が反逆者になることは、ロシアがオランダを破ることだ」と言い切っていたヒディンク監督。さすがに彼は生まれつきの勝負師だった。祖国の代表監督まで経験していながらも、この日のオランダは倒すべき敵に過ぎなかった。

得点メーカーのパブリュチェンコを最前線に立ててアルシャービンをセカンドトップにした4−4−2のフォーメーションで臨んだロシアは、予想を破って序盤からオランダを圧倒した。中盤から積極的にプレスをかけ、攻守にわたって豊富な運動量でピッチを駆け巡る「蜂の群れサッカー」、そして延長戦に持ち込む大接戦にも衰えることを知らない選手たちの強靭な体力は、6年前の韓国の「4強神話」を思い起こさせる。

ヒディンク監督の指導で、6年前に朴智星(パク・チソン)が国民的なスターに成長したように、同日の試合ではアルシャービンがロシアの英雄になった。攻撃的MFと左右サイドの攻撃を任されたアルシャービンは、延長戦までの120分を走り切っても疲れることを知らないスタミナで、オランダのゴールを攻めまくった。

アルシャービンは、1−1で迎えた延長戦の後半7分、左サイドを突破してクロスをあげ、トルビンスキの決勝ゴールをアシストした。アルシャービンは、オランダ守備が隙をみせた延長後半11分には、スローインパスを受けてペナルティエリアの右サイドから飛び込んで左足で駄目押し点を決めた。

ヒディンク監督は、「どんな大げさな言葉も要らない。これは奇跡に近い。今日、我々はとても物凄い、信じられないことをやり遂げた。サッカー人生で、これに勝ることは経験したことがない」と興奮気味に語った。また「戦術的にも、体力的にも、われわれがオランダより勝っていた。すべての面で相手を圧倒した」と話した。

勝利の主役、アルシャービンは「1人のオランダ人監督が11人の才能あるオランダ選手たちを倒した」と言い、ヒディンク監督を持ち上げた。

一方、後半11分にパブリュチェンコに先制点を許したオランダは後半41分、ファン・ニステルローイのヘディングで同点に追いついたが、延長後半、アルシャービンのワンマンショーに敗れた。



yjongk@donga.com