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北朝鮮、「李明博政権打倒」を扇動

Posted May. 09, 2008 08:36,   

北朝鮮が米国産牛肉輸入の全面的な開放に対する対韓国非難の発言をエスカレートさせながら、韓国の現政権打倒闘争を扇動する動きまで見せている。北朝鮮の平壌(ピョンヤン)放送は、李明博(イ・ミョンバク)大統領が米国と日本の歴訪を終えて帰国した直後の先月24日、「李明博逆徒が狂牛病の危険のため見送られてきた牛肉を何ら制限条件もなしに、輸入することで米国と合意した」とし、「李明博政権は事大売国政権だ」と非難した。

対南宣言機関の「反帝民族民主戦線」(反帝民戦、旧韓民戦)も2日後の26日、論評を通じ、「各界の民衆は李明博の親米事大、外勢依存、売国裏族、反北対決行為に反対し、さらに果敢な闘争を繰り広げることで、李明博を適時に埋葬しなければならない」と主張した。

その1日後の先月27日には、北朝鮮統一戦線部所属サイトの「わが民族どうし」が、「李明博こそ南朝鮮人民の生命と健康を売ってでも、米国の機嫌を取ればいいと考えている徹底的な親米売国奴だ」とし、「李明博の存在はこれ以上は容認されてはならない」という論評を出した。

先月29日、MBC時事番組の「PD手帳」の放映直後、ろうそく文化祭が開催されるなど、狂牛病の危険をめぐる議論が拡大していることを受け、北朝鮮はさらに声を強めている。

「わが民族どうし」は1日、「狂った牛肉で上様に褒められるのが李明博連中だ」とし、「李明博連中がこれからばかばかしい道化役で万人にからかわれるようになるのは目に見えている」と主張した。

労動新聞と平壌放送も2日、「米国産牛肉をたくさん買って食べるようにと広告する醜態までさらし、万人を驚愕させている。わが民族は李明博の反民族的犯罪行為を絶対容認せず、徹底的に責任を追及する」と脅しをかけた。

また、中央放送は5日、「逆徒をそのまま放っておいては屈辱と恥辱を免れず、自主統一の念願も実現できないので、南朝鮮の人民たちは反逆徒党を反対する闘争を展開している」と扇動した。日刊紙の民主朝鮮も6日、「李明博に反対する人民の闘争はさらに激しくならざるをえず、李明博逆徒が進む道も火を見るように明らかだ」と主張した。



fineday@donga.com neo@donga.com