Go to contents

オバマ陣営「調和の妙」vsヒラリー陣営「経験の力」

オバマ陣営「調和の妙」vsヒラリー陣営「経験の力」

Posted March. 20, 2008 07:58,   

米民主党の大統領選候補指名争いで薄氷の勝負を繰り広げているバラク・オバマ、ヒラリー・クリントン両上院議員の背後には、選挙戦略や資金集め、各種公約と政策を支える心強い参謀の布陣が控えている。

両候補陣営の核心参謀たちは、オバマ候補とヒラリー候補が政界入りした時から、苦楽をともにしてきた忠誠度の高い人々であり、政権獲得に備えた「予備内閣(シャドー・キャビネット)」の性格が強い。

▲チーム・オバマvsチーム・ヒラリー〓05年1月、イリノイ州連邦上院議員から中央政治の舞台へと足を踏み入れたオバマ候補は、ベテランが調和を成す大統領選チームを運営していると評価されている。

ピート・ローズ秘書室長(62)は95年から10年間、大物政治家のトム・ダシュル元上院議員の秘書室長を務めるなど、30年間政界で活動した骨太の重量級参謀だ。選挙対策本部長のスティーブ・ヒルダーブランド氏も86年から約20年間、選挙運動の専門家として活動した。

オバマ候補の選挙資金総責任者は、ジュリアナ・スムート氏(41)。これまで1億4000万ドルの選挙資金を集め、「募金王」の地位にのし上がった。同氏は、98年にはジョン・エドワーズ上院議員陣営で、06年には民主党上院選挙委員会で、それぞれ財政担当部長を務めた。

ヒラリー候補サイドには、夫のビル・クリントン元大統領時代に政府で働いた経験豊かな人物たちが多く控えており、安定感を与えているという評価だ。女性専門家たちの比重が相対的に高いのが特徴だ。

まず、ファースト・レディ時代の秘書室長だったメギー・ウィリアムス氏と上院議員秘書室長のタメラ・ルザート氏が、ヒラリー候補を最側近からサポートしている。

法律諮問役は、10年間ジョン・シェピー元上院議員の立法補佐官を務めたローリー・ルビナー氏(45)が務めている。ルビナー氏は、ヒラリー候補が自信をもって提示する医療保障公約を作成した実務者だ。

首席スポークスマンには、ハワード・ウォルフソン氏が活躍している。同氏は01年から02年、民主党下院議員選挙委員会の最高管理者として活躍し、04年には、民主党全国委員会上級顧問を務めた。

▲熾烈な頭脳争いをする策士たち〓ヒラリー陣営ではマーク・ペン氏が、オバマ陣営ではデイビッド・アクセルロッド氏が、選挙戦略を立てている。彼らは53歳で同年齢だが、性格は正反対だという。

ヒラリー候補が大統領に当選すれば、任期開始の初日から安定感をもって米国を導ける経験ある指導者という点を強調するペン氏は、内省的な性格の実利主義者だ。

1977年のニューヨーク市長選挙で、有権者の傾向性を調査したデータベースを構築して有名になり、96年には、いわゆる「サッカー・マム(子どものサッカー練習に積極的な母親)攻略」で、クリントン元大統領を再選に導いた。

いっぽう、「改革」と「希望」という言葉を投げかけるオバマ候補のブレーンであるアクセルロッド元シカゴトリビューン記者は、親しみやすい理想主義者と言われる。オバマ候補の選挙運動を取材する外国記者の質問にも丁寧に答える。

▲華やかな外交安保チーム〓ヒラリー候補の外交安保分野の座長は、オルブライト元国務長官(70)。初の女性国務長官を務めたオルブライト元長官は、ヒラリー候補とウェルズリー大学の同窓で、現在、非公式の外交政策顧問として活動している。

リチャード・ホルブルック元国連大使(66)は、ヒラリー候補が政権を獲得すれば、有力な国務長官候補とされている。サンディ・バーガー元国家安保補佐官(62)とストローブ・タルボット・ブルッキングス研究所長(61)も、ヒラリー候補を積極的に支援している。

いっぽう、オバマ陣営では、03年から外交安保分野の諮問役を務めているアンソニー・レイク元国家安保補佐官(69)が座長だ。現在、ジョージタウン大学の教授でもある同氏は、典型的な外柔内剛タイプで、静かな水面下の外交を好むという。

このほか、スーザン・ライス元国務次官補(アフリカ担当)は、オバマ候補にエイズ撲滅およびアフリカ内の米国の貿易増進などを助言している。



triplets@donga.com