Go to contents

米朝協議、速度はついたが合意には至らず

Posted March. 15, 2008 03:00,   

北朝鮮核問題の突破口づくりに向けた13日の米国と北朝鮮のスイス・ジュネーブ会談で、両国はかなりの進展をみせたようにみえたが、合意には至らなかった。

米国側代表のクリストファー・ヒル国務次官補(東アジア太平洋担当)は13日、会談を終えた後の記者会見で、「北朝鮮が完全かつ正確な申告をしてこそ、次の段階に移ることができる」と明らかにした。しかしヒル次官補は、申告の形式(form)よりも実体(substance)を重ねて強調し、北朝鮮のウラン濃縮計画(UEP)とシリアへの核移転申告に米国が柔軟な姿勢を取る考えを示唆した。

ヒル次官補は、「北朝鮮と合意には至らなかった。論議した内容をそれぞれ本国に報告し、訓令を受けて処理する。1日2日経過すれば(実際の進展状況が)わかるだろう」と述べた。

ヒル次官補は同日、北朝鮮側代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官と約11時間にわたって、米国代表部や北朝鮮代表部、近隣レストランなどに場所を移してマラソン会談を行ない、午前0時頃に記者会見を開いて、このように会談状況を説明した。

いっぽう金次官は、ヒル次官補と夕食を兼ねた交渉に入る前、記者団に対して、「会談結果に満足する」と述べたが、具体的な内容については言及しなかった。

ヒル次官補は記者会見で、「私たちは、昨年12月以来最も実質的な論議をし、ここに到着した時よりもより良い段階にある」としながらも、「しかし『道路を舗装し、セメントが乾くのを待っている』とは言いたくはなく。依然すべきことは残っている」と付け加えた。

そして、「ゲームが1段階、2段階に進むほど難しくなるように、交渉も同じだ。ますます難しい交渉に向かっている」と述べ、合意する内容が、本国の訓令を受けなければ決定できないほど敏感であることを示唆した。

米朝両国の代表団は13日、米国代表部で昼12時35分頃から1時間会った後、それぞれ昼食をとり、北朝鮮代表部に場所を移して、午後4時30分頃から4時間のマラソン交渉を行なった。続けて、午後8時30分頃から11時まで近くのオービーブ公園のレストランに再び場所を移して、晩餐を兼ねた最終交渉を行なった。

ヒル次官補は同日の午前までは、14日午前にポーランドのワルシャワに発つ前、金次官と会談をする可能性を言及したが、記者会見では、「14日の会談の計画はない」と述べた。

米国代表部で開かれた記者会見には、午前0時近くであるにもかかわらず、世界各国の記者約60人が出席し、会談に対する国際社会の関心を示した。

昨年10月3日の6者協議での「2段階核合意」は、北朝鮮に対して、昨年末までに核施設を無能力化し、すべての核計画を完全かつ正確に申告することを求めた。しかし北朝鮮は、これを十分に履行していない。米国は、北朝鮮の履行に合わせて、テロ支援国家指定リストから北朝鮮を削除し、敵国通商法の適用解除の手続きを開始するほか、重油および食糧援助などの補償措置を取ることになっている。



pisong@donga.com