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兪弘濬・文化財庁長が辞表提出

Posted February. 13, 2008 07:37,   

兪弘濬(ユ・ホンジュン)文化財庁長(写真)は12日、国宝第1号の崇礼門(スンレムン=南大門)放火事件の責任をとって盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に辞表を提出した。

兪庁長は同日、ソウル景福宮(キョンボクグン)内の国立古宮博物館で行った記者会見で「全国民を惨憺たる心情に追い込んだ国宝第1号崇礼門の消失に対して、誰かが責任を負わなければならず、その責任は当然文化財庁長にあると考え、辞任を申し入れた」と述べた。

兪庁長は、火事が発生した当日、オランダのアムステルダムで夫人を伴った外遊性出張中だったことが明らかになり、物議をかもした。

旧正月連休の初日である6日に出発した今度の出張は、公務出張費が約1600万ウォン支給されている他、大韓航空が夫婦往復航空運賃(往復1222万ウォン相当)を負担しており、こうした支援を受けたこと自体が公職者としては不適切だとの指摘を受けている。

兪庁長は記者会見で「夫婦同伴は連休期間中の公務遂行に連れ立ったもので、外国では招かれた場合、夫婦が一緒に行く」と述べるなど、苦しい釈明に追われた。

兪庁長はまた「庁長在職中に国宝第1号を消失させたという不名誉な実績を残して辞任することになった私は、死ぬまでこの苦しみに苛まれることでしょう」と述べた。

一方、文化財委員会の安輝濬(アン・フィジュン)委員長は12日、焼け落ちた崇礼門が持つ「国宝第1号」という登録名の解除の可能性に言及し「文化財委員会の建築・史蹟分科合同会議において、登録内容は変更しないことにした」とし、「復旧作業の過程において、もし登録基準に関する不適合な点が発見されるなどして、議論の余地が確認されれば、再び検討されることになると思うが、現状では(国宝第1号から登録解除される)可能性は少ない」と話した。



raphy@donga.com