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証券市場、「長い連休の後遺症」

Posted February. 12, 2008 03:02,   

5日間の旧正月の連休から戻ってきた韓国証券市場は、厳しい現実に直面した。

11日、ソウル証券市場でのコスピ指数は、前の取引日(5日)より55.90ポイント(3.29%)下がった1640.67で取り引きを終えた。コスダック指数も12.41ポイント(1.93%)下がった629.94で取り引きを終え、5日ぶりに下落の勢いに転じた。連休が明けると韓国の株価が急落したことについて、専門家たちは「ためておいたむちを一度に打たれたようなものだ」という反応を示した。

●米、サービス業指数は5年ぶりに50を下回る

同日の取引が始まる前から、韓国証券市場の急落振りは予見されていた。国内証券市場が連休で休場する間、世界の証券市場は米国発の悪材料で一様に冷え込んだ。

5日(現地時間)、米国供給管理協会(ISM)が発表した1月のサービス業指数は41.9で、昨年12月(54.4)より大幅に下がった。同指数は50を上回れば景気の拡大局面を、50を下回れば景気萎縮の局面を意味する。米国のサービス業指数が50を下回ったのは、5年ぶりのことだ。世界証券市場は、同指数の下落を、米景気低迷のシグナルと受け入れている。

5日から8日にかけて、米国のダウ指数とナスダック指数は、それぞれ3.59%と3.27%下がり、同期間、英国のFTSE指数は4.02%、ロシアのRTS指数は7.05ポイント暴落した。日本の日経平均株価とインドのサンセックス指数も、6日から8日にかけてそれぞれ5.30%と6.42%下がった。

メリッツ証券の尹世郁(ユン・セウク)リサーチセンター長は、「韓国証券市場が休場の間、海外の証券市場が大幅に下落しただけに、11日の株価急落は避けられなかった」とし、「世界の証券市場は依然として不透明な状況で、底を打っているかどうかは誰も自信を持って語れない状況だ」と話した。

●短期間での悪材料の解消は難しそう

今後も当分、韓国証券市場は、米国を機嫌を伺わざるを得ないのが現状だ。特に最近、米国で相次いで発表される主要景気指標が一様に悲観的なことを考慮すれば、韓国の株価下落幅もさらに広がりかねない。

13日(現地時間)に発表される米国の1月消費販売の結果で、世界の証券市場は再び乱高下する可能性が高い。国内では13日に開かれる韓国銀行金融通貨委員会が基準金利のコール金利をどう決定するかが最大の関心事だ。世界的な金利引下げの基調のなか、金融通貨委員会が景気浮揚のためコール金利を下げるかどうか、物価不安を考慮して凍結するかどうかに関心が集まっている。

中長期的な展望も、同様に不透明な状況だ。三星(サムスン)証券の金ハクジュ・リサーチセンター長は、「グローバル的な信用問題や物価上昇、景気低迷は決して短期間で解消できるものではないだけに、長期間、世界の株価に影響を及ぼすだろう」と述べた。

●株式投資家たち、「ブラック・マンデーのジンクス」

旧正月連休明けの月曜日の午前から、取引相場が急落するや、株式の投資家たちの間では、「月曜日が怖い」という言葉まで出た。

年明けから6度あった月曜日のうち5度も株価が下がったためだ。そのうちの4度は一日だけで株価が30ポイント以上下がった。先月21日は51.16ポイント(2.95%)、28日は65.22ポイント(3.85%)も急落した。

月曜日の株価急落が最近繰り返される理由は、米国証券市場の影響が大きかったためだ。大宇(テウ)証券の李ギョンス先任研究員は、「サブプライムローン(低所得者向けの住宅融資)の焦げ付き問題以降、国内証券市場は米証券市場との同調現象が深刻となっているが、米国の主要景気指標の発表が金曜日に集まっており、金曜日に下落した米ニューヨーク証券市場の影響が月曜日の韓国証券市場に影響を及ぼしているわけだ」と話した。

今年、韓国証券市場で株価が急落した5回の月曜日は全て、前の週の金曜日にニューヨーク証券市場が下がった後だった。



ssoo@donga.com