最近、連日のように貸付金利が急騰している。
融資を受ける立場にすれば、少しでも低利で借りたいところだが、各銀行の複雑な融資条件を全部比較するのは容易なことではない。しかし、「努力」を重ねることで利子の負担を減らせることは確かだ。
●銀行によって同一担保の貸付金利はまちまち
東亜(トンア)日報の記者が4大都市銀行に、時価7億5500万ウォンのマンションを担保に住宅ローン(3ヵ月変動金利、3年据え置き17年返済の条件)の金利を問い合わせたところ、銀行によって最大1%以上の差があることがわかった。
7日現在の貸付金利は、ウリィ銀行が年8.05%、国民(ククミン)銀行が年8.1%、ハナ銀行が年7.8%、新韓(シンハン)銀行が年7.05%などだった。
最大優遇金利の適用を受ければ、国民銀行やハナ銀行は年7.5%、新韓銀行やウリィ銀行は年7.05%で融資を受けることができた。
途中返済手数料や担保設定費用の負担も、銀行ごとに差が大きい。
ハナ銀行は、担保設定費用を融資者が負担すれば、途中返済手数料が免除されるが、国民銀行は、融資後3年以内に返済すれば貸付金の0.7%、新韓銀行は、3年以内は0.5〜2.0%、ウリィ銀行も期間別に0.5〜1.0%の手数料を払わなければならない。
融資限度は、大半の銀行が総負債返済比率(DTI)規定や返済期間20年などの条件によって、年間所得の約3倍を提示した。
●各銀行、信用貸付や固定金利での貸付には二の足踏み
各銀行は最近、資金力不足のため、担保のない信用貸付には保守的な反応を示すところが多い。
入社が確定した大卒新入社員が信用貸付を受けられるところは、ハナ銀行(年7.9〜8.4%)のみだった。国民銀行は入社して1年後、ウリィ銀行や新韓銀行はそれぞれ入社から6ヵ月後に、融資が受けられると言われた。
ウリィ銀行の行員は、「最近、ウリィ銀行は信用貸付の金利が相当上がっており、他の外資系銀行にあたってみたほうがいい」と助言までしてくれた。この行員はまた、「最近、預金に比べて融資が多く、ちょっとは負担となっているのが現状だ」と付け加えた。
一方、多くの銀行では、固定金利の住宅ローンについては、「変動金利に比べて金利が高い」、「関連商品がない」と、固定金利での融資にははっきり二の足を踏んでいた。
また、各銀行が示す住宅ローンの最低金利の適用を受ける事例はほとんどないことがわかった。ハナ銀行の行員には、「本店で提示する最低金利の年6.8%での融資を受ける人は1人しか見たことがない」と打ち明けた人もいる。
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