釜山(ブサン)のある大学の3年生、ペ・ジョンヒョン(27)さんは、金利が上がるという話を聞くたびに気が重くなる。学資ローンをもらって次の学期の授業料を払わなければならないので、利子の負担が増えるからだ。
学資ローンの基準になる5年満期の国庫債金利は、昨年末、年利5.00%で、今月2日現在年利5.84%に跳ね上がっている。加算金利を含めると、来年1学期の学資ローンの金利は年間7%台になるものとみられる。
最近、債券金利急騰のために悩む人が多い。住宅担保ローン、学資ローン、信用ローンなどのすべてが、債券金利に連動しているからだ。
一部では、貸付財源の足りなくなった銀行が、譲渡性預金証書(CD)と銀行債の発行で債券金利を引き上げ、庶民から高い貸付金利をとるのは問題だという指摘も出ている。
●貸付金利、相次いで引き上げ
住宅担保ローンの基準になる91日物のCD金利は13日間(取引日)連続で上昇し、2日現在、年利5.60%と、6年5ヵ月ぶりの最高水準となっている。
これにより、銀行の住宅担保ローンの金利は、年8%台に入った。企業(キオプ)銀行は、今週適用される住宅担保ローンの金利を、年6.53〜8.03%と告知しており、国民(ククミン)銀行も年6.24〜7.84%と、0.09%ポイント引き上げている。
学資ローンの金利は、毎年6月末と12月末の、5年満期の国債金利に加算金利を加えて決められるが、今年の1学期は年間6.59%、2学期は年間6.66%だった。このままいけば、来年1学期の金利は年間7%台になるものとみられる。
教育人的資源部の委託で学資ローン業務を主管する住宅金融公社サイドは、「学生たちの利子負担が増えるだけに、金利水準を調整する案も議論する可能性はある」と明らかにした。
信用ローンを利用した会社員も、利子の負担に悩んでいる。
信用ローンの金利は大部分、ローンを利用して最初の3ヵ月間はCD金利、その後は金融債(AAA格付け基準)金利に連動する。1年満期の金融債金利は、昨年末の年5.01%から年5.93%に上がっている。
●銀行の資金不足、被害は顧客へ
金利上昇の発端は、銀行の「金不足」に始まった。
今年、株式市場の好況で、巨額の預金が証券市場に流れ込んだため、銀行は資金難に陥った。
国民銀行のケースでは、2日現在、合計受信残高148兆7434億ウォンに比べて、合計貸付残高は、4兆2226億ウォン超の152兆9660億ウォンだ。貸付はそのままで受信が減少し続け、与受信の逆転現象が起こったのだ。
これにより、各銀行は貸付財源を確保するためにCDと銀行債の発行を増やしている。CDの純発行規模は、9月の1兆ウォンから10月には3兆2030億ウォンに、銀行債は9月の5兆6055億ウォンから10月の7兆6300億ウォンへと急増した。
問題は、銀行のCDと銀行債の発行が長短期の債券金利を引き上げ、金利上昇の負担がそのまま庶民層に回ってくるという点だ。
韓国金融研究院のハン・ジェジュン研究委員は「現在の金融市場の環境では、CD金利に代わるこれといった代案がないのが現実だが、新しい貸付金利の基準指標を設ける必要性は大きくなった」と話す。
ssoo@donga.com






