大統合民主新党の大統領選予備選挙の選挙人団の登録過程で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領を含めて、数百人の名義が盗用されたことと関連して警察の捜査が行われている中、全羅北道でも名義の盗用を通じた無断登録があったことが明らかになった。
ソウル地方警察長・捜査課では、4日逮捕したソウル鍾路区(チョンノグ)の鄭仁薫(チョン・インフン)容疑者(45・女・写真)を相手に、背後勢力などについて集中的に追求した。しかし鄭容疑者は、盧大統領を含めて数百人の名義を盗用し、大統合民主新党の選挙人団に無断登録したことは、単独犯行だと主張した。
警察の関係者は、「鄭氏が、息子の朴某氏(19)と朴氏の友人たちに、1時間あたり5000ウォンを支払って、無断登録のアルバイトをさせたことは認めたものの、他人からの頼みはなかったと供述した」とした上で、「盧大統領の名義を盗用したのは単なるミスだと主張している」と伝えた。
鄭容疑者は同日午前、警察の取り調べを受ける前に、「盧大統領がリストに含まれていたことに気が付いていたら、(選挙人団への登録を)しなかっただろう」とした上で、「名義を盗用したのは、特定候補を手助けするためではなく、国民予備選挙のブームを起こすためだった」と主張した。
警察では押収したインターネットカフェのパソコンのハードディスクや、大統合民主新党の選挙人団の登録業務を管理してきた、インターネット会社「P」社の資料を通じ、鄭容疑者が朴氏などとともに、2ヵ所のインターネットカフェで、盧大統領を含めて、少なくとも523人の名義を盗用したことを確認した。
警察では鄭容疑者が息子や息子の友人たちを連れて、インターネットカフェを転々としながら、午前3時まで、選挙人団の登録作業を行ったことが明らかになったのを受けて、ほかの政党の関係者が介入して、組織的に無断登録を指示した可能性が大きいものと見ている。
鄭容疑者が数ヵ所のインターネットカフェで、交互に作業したことも、犯行がばれないようにするため、誰かの助言に従ったものと、警察では推定している。
これについて、大統合民主新党の関係者は、「選挙人団の募集初期に、選挙キャンプの地域組織ごとに、どれだけ多くの選挙人団を募集できるかをめぐって、行きすぎた忠誠競争が繰り広げられた」と明らかにした。
警察では5日、追加の調査を行った後、鄭容疑者に対して、私電子記録の偽作および住民登録法違反、業務妨害などの容疑で、拘束令状を申請する予定だ。
いっぽう、民主党の全羅北道(チョルラブクド)の支部では同日、「大統合民主新党の大統領選挙候補の予備選挙の投票案内文が、民主党の全羅北道支部の事務処長や全州(チョンジュ)市議員、南原市(ナムォンシ)議員など、主要党幹部20人余りに送られた」とした上で、「これで大統合民主新党が、民主党の党幹部のリストを盗用したことが明白であり、不法的な大統合新党の予備選挙を裏付けるものだ」と主張した。
民主党全羅北道支部の金然根(キム・ヨングン)スポークスマンは、「現在、20枚余りの名義盗用の事例を公式的に確認しており、今のところ、支部レベルで真相調査団を設け、正確な経緯の把握に取りかかっているだけに、名義盗用の事例はさらに増えるだろう」と語った。






