Go to contents

民主新党、来月3〜5日「カットオフ」の予備選挙

民主新党、来月3〜5日「カットオフ」の予備選挙

Posted August. 16, 2007 07:19,   

来月3〜5日行われる大統合民主新党のカットオフ(cut off=予備大統領候補を選ぶための1次の予備党内選挙で一定基準以下の候補を落とすための選挙)は乱立する反ハンナラ陣営の予備大統領候補を整理するための窮余の策だ。しかし、カットオフで現れた順位と候補別の支持率によって、大統領選候補を選ぶ本番の党内選挙の構図が大きく変わる可能性もある。

▲孫前知事が1位になるのか〓反ハンナラ陣営の大統領選候補選好度1位の孫鶴圭(ソン・ハクギュ)前京畿(キョンギ)道知事がカットオフを通過できない可能性はほとんどない。しかし、孫前知事が2位と相当な格差で1位できない場合、反ハンナラ陣営内の「孫鶴圭大勢論」に歯止めがかかれば、選挙構図が大きく変わることもありうる。

民主新党のカットオフは選挙人団(一般国民70%+承継党員30%)で1万人を無作為に抽出して実施する世論調査と一般人2400人を対象に行った世論調査の結果をそれぞれ50%反映して、順位を確定付ける。

問題は、3000人と制限された承継党員がみんなヨルリン・ウリ党の党員だということ。東亜(トンア)日報とコリアリサーチセンターによる12日の世論調査において、「反ハンナラ陣営の次期大統領候補選好度」(一般人対象)を聞く質問で、孫前知事は26.6%で1位を占めた。2位の鄭東泳(チョン・ドンヨン)元ウリ党議長は7.9%で、孫前知事と18.7%ポイントの開きがあった。

しかし、ウリ党の支持者の中では孫前知事は20.8%、鄭元議長は14.7%で、格差が6.1%ポイントに縮まった。反面、ハンナラ党の支持者では孫前知事は29.3%、鄭元議長は5.7%の支持率を見せた。

民主新党が公募する選挙人団にハンナラ党の支持層がほとんどないという点を考慮すれば、孫前知事と鄭元議長の支持率の格差は現在よりさらに縮まる公算が高いというのが政界の観測だ。

さらに、組織力でリードしている鄭元議長側が選挙人団の募集に影響力を発揮する場合、順位に変化をもたらす可能性も排除できない。

▲1人2票制が変数〓特に、カットオフルールによれば、世論調査の回答者1人が候補の中で2人を選ぶ。このため、群小候補が案外善戦する可能性もあるという分析が出ている。

予備候補の登録は20日からスタートし、現在、孫前知事、鄭元議長、李海瓚(イ・ヘチャン)・韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相、千正培(チョン・ジョンベ)・辛基南(シン・ギナム)議員、金斗官(キム・ドゥグァン)元行政自治部長官、柳時敏(ユ・シミン)前保健福祉部長官、秋美愛(チュ・ミエ)前議員らが登録するものと予想されている。

問題は民主新党の内部でも「親盧、非盧、反盧、反ハンナラ党」など気流が複雑だということ。回答者が親盧の候補と非盧・反盧の候補を同時に選ぶ可能性は低い。平たく言って、一人が孫前知事と李元首相を一緒に選ぶ可能性はあまりないということ。

李元首相陣営の関係者は、「先頭グループと支持度の低い候補が連帯する方式で票心が作用すれば、意外な結果が出ることもありえる。カットラインにかかっていたり、支持度が同じ程度の候補郡の場合、支持者がライバル関係にある候補を同時に押すわけがない」と述べた。

このため、一票は自分が支持するか1位が有力な候補に、もう一票はライバル候補を除いたほかの候補に分散する可能性が高い。



sys1201@donga.com