「政界には永遠の敵も同志もいない」。ハンナラ党の有力な大統領選候補である李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長と朴槿恵(パク・グンヘ)前代表の両陣営で活動する重鎮政治家の「裏切り裏切られる人生模様」を思えば、この言葉はうなずける。
李前市長陣営には李相得(イ・サンドゥク)国会副議長、朴熺太(パク・ヒテ)・金鄹龍(キム・ドクリョン)共同選挙対策委員長、李在五(イ・ジェオ)最高議員が、朴前代表陣営には徐清源(ソ・チョンウォン)・崔秉烈(チェ・ビョンリョル)顧問、洪思徳(ホン・サドク)共同選挙対策委員長がそれぞれの陣営を指揮しながら、厳しい攻勢を繰り広げている。
しかし、両陣営に分かれる前、彼らはハンナラ党の前職指導部として同志愛を分かち合っていた。また、今は同じ陣営に入っているが、昔は対立関係だった縁もある。
▲スターウォーズ〓7人の国会議員の当選回数を合わせると「32選」。李相得副議長と朴熺太・金鄹龍共同選挙対策委員長が5選で、徐清源顧問と洪思徳共同選挙対策委員長も5選だ。崔秉烈顧問は4選、李在五最高委員は3選の議員である。
李相得現副議長をはじめ、朴熺太・洪思徳委員長も国会副議長を務めた。徐清源・崔秉烈顧問は党代表を務めたことがあり、金鄹龍顧問と李在五最高委員は院内代表を務めた。
▲糸巻きのように絡み合った縁〓最近、李前市長陣営の共同選挙対策委員長に合流した金鄹龍議員は昨年4月地方選挙の時、公薦献金を受け取った疑いがあるとしてハンナラ党が検察に告発したため、政治的危機に追い込まれた。この事件で金議員の夫人は執行猶予の判決まで言い渡された。当時の院内代表は李在五最高委員。検察への告発をめぐって、いまだに互いに対する「誤解」が残っているという噂だ。
朴前代表陣営の崔秉烈顧問は、徐清源顧問の朝鮮(チョソン)日報記者時代の先輩だが、議員バッジは徐顧問の方が先に付けた。2人は政治的な利害関係が異なり、いつもライバル関係にあった。2002年、大統領選での敗北以後、初の党代表を選ぶ党内選挙で2人は半年近く接戦を繰り広げた結果、崔顧問が代表に選ばれ、今も「対立の火種」は残っているという。
それぞれ属する陣営が違っても、「40年来の友人」もいる。金鄹龍、洪思徳選挙対策委員長は、1964年、ソウル大文理部同期生で、政界入り後も交際を続けてきた。2000年の第16代総選挙を控え、洪委員長をハンナラ党に迎え入れたのも金委員長だ。
▲選挙陣営への迎え入れ過程での縁〓李前市長陣営の朴熺太委員長の迎え入れには李相得副議長が大きな役割をした。朴前代表と近かった朴委員長を説得できたのは、2人が党に残る現職の重鎮であるという共通点のため。第13代国会から現在まで一緒に議員活動をしてきているため、共感が可能な仲だ。
金徳龍委員長は李前市長と同じ6・3世代で、昔から付き合いがあった。迎え入れ過程で李前市長は金委員長と夫婦同伴で会うなど、格別に気を配ったという。金委員長が李在五最高委員とのぎこちない関係を乗り切ることができたのも、李前市長との関係が働いたようだ。
徐顧問は、朴前代表陣営に合流する際、「朴前代表に対する借りを返すため」と述べた。徐顧問が大統領選挙不正資金の収賄で捕われの身となった時、朴前代表が徐顧問の家を訪ねて夫人を慰めたという。洪思徳委員長は李前市長からも陣営入りのオファーを受けたが、朴前代表の「心のこもった説得」に感動して、朴前代表を選んだと述べた。
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