世界で初めて携帯電話のバッテリーが爆発し、人が死亡する事故が中国で発生したと中国のマスコミが一斉に報じた。
官営新華社通信は先月19日、甘肅省蘭州市金塔県の営盤製鉄所で、鎔接工の蕭金鵬氏(22)が溶接作業を行う途中、上着の左側のポケットに入れておいた携帯電話が爆発し、病院に緊急に運ばれたが、結局死亡したと3日報道した。
現地の警察と安全生産監督管理局の共同調査の結果、携帯電話のバッテリーが突然爆発したため、蕭氏の肋骨が折れ、バッテリーの破片が蕭氏の心臓に突き刺さったことが確認された。
警察は事故当時、作業場の温度が攝氏50度もする高温だった点を勘案し、携帯電話のバッテリーが高熱を耐え切れず爆発したものと推定した。
爆発した携帯電話はモトローラ製だが、携帯電話の胴体とバッテリーの形式番号は具体的に確認できなかったと中国のマスコミは伝えた。
警察は、携帯電話のバッテリーが不良品だった可能性を集中的に調査している。中国の携帯電話品質基準によれば、バッテリーは攝氏80度まで耐えられるように製作されていなければならない。
一方、営盤製鉄所は蕭氏が勤務途中に死亡した点を考慮し、遺族に約10万人民元(約1219万ウォン)の補償金を支給することにした。
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