「首相として取り上げる業績がない。ゴルフの実力だけ検証された候補だ。彼の在任期間は参加型政府の暗黒期だった」盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府の初代行政自治部長官を務めた金斗官(キム・ドゥグァン)氏は、先月27日、「検証された候補論」を掲げて大統領選の出馬を宣言した李海瓚(イ・へチャン)元首相に直撃弾を飛ばした。金氏は李氏を「民主化既得権勢力の代表」と呼んだ。3・1ゴルフ波紋で首相職を辞任した李氏としては、顔が赤くなったことだろう。◆背景や政治経歴だけを見るなら、金氏は李氏の相手にもならない。今年55才の李氏は、名門高校、名門大学を卒業し、金大中(キム・デジュン)政府時代にソウル市政務副市長と教育部長官を経験し、現政権で21ヵ月間「実勢首相」を務めた。48歳の金氏は、ソウルで在野団体である民統連の社会部長を務めたが、刑務所暮らしを経験し、故郷で里長から始めた。南海郡(ナムヘグン)里長協議会会長を経て、南海郡首に当選(再選)し、現政権で出世して7ヵ月間、長官を務めた。道知事に2回落選した経歴もある。◆両者は共通点もある。いずれもヨルリン・ウリ党創党の主役であり、盧大統領の前・現職政務特別補佐だ。盧大統領は李氏を「国政運営能力がすぐれた首相」と絶賛した。「リトル盧武鉉」と呼ばれる金氏に対しても、大統領は、「学歴のない社会、普通の人の夢がかなう社会、コリアンドリームの象徴だ」と言って、「最大限育てたい」と格別の愛情を示した。いずれも盧大統領に世話になった。◆反ハンナラ陣営の大統領選候補は、「テレビ討論のために構造調整が必要だ」という言葉が出るほど乱立している。金氏の発言は、多くの候補の中で目立とうとする意図を感じさせる。親盧候補の中で経歴が最も華やかな李氏を攻撃することで同レベルになれると考えたのかも知れない。李氏は、金氏の攻撃に沈黙を守ることで同じレベルではないと差別化したいのかも知れないが、「国民のために果たして何をしたのか」という基準で見た場合、李氏の国政経験はむしろマイナスではないだろうか。権順沢(クォン・スンテク)論説委員 maypole@donga.com






