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[オピニオン]「李宅淳真実ゲーム」

Posted June. 14, 2007 07:26,   

ピノキオは嘘の象徴である。足が短いため、遠くへ逃げることができない。鼻が長いため、簡単に人目につく。嘘はすぐにばれてしまうというのが、ピノキオの教訓だ。古代ギリシアでは嘘をかなり寛大に考えたようだ。プラトンは嘘をつく技術を「賢い人の能力」と考えた。ソクラテスも、すぐにばれるような嘘をつく人は無知で正直な人よりましだと言った。

◆今日、公職者の嘘は、先進国であればあるほど苛酷とも言える厳しい審判を受ける。米国では、嘘のために弾劾の危機に追い込まれたりひどい目にあったりした歴代大統領が多い。ウォーター・ゲート事件で弾劾を受ける直前、自ら辞任したニクソン元大統領が代表的だ。現職のブッシュ大統領はイラク戦争の名分に大量破壊兵器の保有を掲げたが、事実でないことが明らかになった。クリントン前大統領はホワイトハウスのインターンとのセックス・スキャンダルで、ケネディ元大統領はキューバ・ミサイル危機の時に嘘をついて俎上(そじょう)に載せられた。

◆最近の「リークゲート」判決は、公職者の嘘が重大な犯罪であることを知らしめた。同事件の被告は、米中央情報局(CIA)秘密要員の身分をニューヨーク・タイムズの記者に漏らしたチェイニー副大統領の元秘書室長スクーター・リビー。彼は、偽証容疑で懲役30ヵ月を宣告された。ウォルトン判事は、「高級職であればあるほど、正しい言行が求められる。この期待が満たされなければ、政府は国民の信頼を失うことになる」と言った。国家のために奉仕した努力を考慮してほしいと弁護団は訴えたが、判事はむしろ公職が犯した嘘を重く処罰した。

◆「金升淵(キム・スンヨン)報復暴行事件」に対する李宅淳(イ・テクスン)警察庁長官の嘘シリーズが明るみになった。当初、ハンファ側と接触したことはないと言っていたが、高校の同窓であるハンファ幹部と接触した事実が、たまねぎの皮のように一枚ずつはがれている。電話とメールをやり取りしたことが明らかになり、一緒にゴルフをした疑惑まで提起された。検察に部下たちの捜査を依頼し、警察内部の葛藤まで呼んだ警察総帥に、世間の関心が集まっている。

陸貞洙(ユク・チョンス)論説委員 sooya@donga.com