金大中(キム・デジュン)前大統領の東橋洞(トンギョドン)の自宅を訪れる非ハンナラ陣営の候補たちで、同家の敷居が擦り減りそうだ。孫鶴圭(ソン・ハクキュ)前京畿道(キョンギド)知事、金爀珪(キム・ヒョクキュ)ヨルリン・ウリ党議員、鄭東泳(チョン・ドンヨン)元議長が頭を下げ、「入れ知恵」を聞いたのに続き、今日は金ハンギル中道改革統合新党代表、明日は朴相千(パク・サンチョン)民主党代表が訪れる番だという。李海瓚(イ・へチャン)元首相、韓明淑(ハン・ミョンスク)前首相も今週、訪問する予定だ。彼らはみな、自分のブランドでは人気が出ないので、「昔のブランド」をちょっと借りてみようという計算かも知れないが、「こんなレベルだから人気がでないのだ。やはり世論の目は厳しい」という思いがする。
非ハンナラ陣営の候補たちが金前大統領にしがみつく理由は明白だ。全羅道(チョンラド)の票には彼の影響がまだ大きいと考えるからだ。ともかく、非ハンナラ陣営候補たちは、ハンナラ党に「守旧冷戦勢力」と烙印を押し、「未来、統合、平和、改革勢力」を自任する。孫前知事にしても、ハンナラ党を離党し、「未来志向的進歩と合理・実用的改革を追求する第3勢力をつくる」と公言した。
しかし、彼ら非ハンナラ陣営候補たちは「3金式地域主義」を踏襲しているにすぎない。歴史と政治発展の時計を逆に回し、国民を愚弄する旧態であり、旧時代の延長である。統合新党を「地域主義への回帰」と批判した盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領でさえも、最近は、「大勢に逆らうことはできない」と引き下がった。3金政治を清算し、「新しい時代の長兄」になると言っていた信念はどこへ行ったのか。
金前大統領は、「退いた大統領が現実政治に関与することは、民主発展に逆行することだ」と言いながらも、一昨日、鄭元議長に、「ハンナラ党が一人で拳を振り回している。状況突破のために決断が必要だ」と言うなど、露骨な政治介入発言をした。自分で言ったとおり、金前大統領は、民主発展に逆行している。
しかし、もっと大きな問題は、新しい時代に合った人物になろうと自ら努力をせず、地域主義に基盤を置いた前職大統領の背中に負われて大統領になろうと考える人々の振る舞いだ。彼らの中で、それさえも5〜6%台の世論支持を得るにとどまっている孫前知事に代表として問う。100日間、全国各地の民生現場で読み取った民心が、このような過去回帰的な政治をしろということなのか。






