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国際結婚家庭の子どもたちの学習の場 アジア共同体学校

国際結婚家庭の子どもたちの学習の場 アジア共同体学校

Posted May. 18, 2007 03:14,   

ベトナム人のバン・トゥイクィエンさん(16)は、釜山南区門峴洞(ブサン・ナムグ・ムンヒョンドン)のアジア共同体学校の5年生の学級委員長だ。昨年、ベトナム人の母親が韓国人男性と再婚することになって釜山へ来たトゥイクィエンさんは、最近1日に2時間ずつハングル(韓国語)授業を受けている。

ベトナム・ホーチミン市で中学校を卒業し高校に入学する年齢だが、韓国語がまだあまり出来ないので小学校課程のあるこちらで基礎ハングルを学ぶ。トゥイクィエンさんは手帳にハングル単語を書き、その横にベトナム語の発音を小さく書き込み韓国語を習っていた。

トゥイクィエンさんは「ベトナム語との同時通訳士になるのが夢だ」と話し、「韓国に来て1年もなってないが、スンデとかまぼこが大好きな韓国少女になってしまった」と話した。

●国際結婚家庭の子どもたちのための学習の場

アジア共同体学校は、トゥイクィエンさんのように釜山に居住する国際結婚家庭の子どもが韓国での生活に適応できるように設立した民間主導の代案学校だ。昨年9月にオープンした後、ロシアとベトナム、ネパール、中国など4ヶ国の多文化家庭の子ども14人が在学している。彼らと交わることを願う韓国人の子ども12人も含まれている。

非認可学校である上に釜山門峴洞の100坪の商店ビルの2階を借りて使うような、見窄らしい形で初めは出発した。遊ぶ運動場もなく、学校の給食も建物の片方の台所で解決している。それでも韓国文化を学ぶ機会がなくて困っていた国際結婚家庭にとって、この学校は大きな支えになる。

国語、科学、社会、数学、英語、中国語、芸術体能など基礎教科目はもちろん、テッキョン(韓国伝統武芸の一つ)、風物、工芸、共同体会議など伝統の韓国文化体験もできる。午前9時から正規学校と同様の教科課程で運営する。

学生の便宜のために海雲台区(ヘウンデグ)、北区(プクグ)、沙下区(サハグ)、東莱区(トンレグ)など釜山各地を運行するスクールバス2台も提供されている。運転手は、李チョルホ(45)校長と朴ヒョソク(40)教師が直接引き受けている。

母親がロシア出身であるイム・ハウン(10、4年生)君は「以前に通っていた学校では友達にいじめられたこともあるが、こちらへ来てからは友達とも仲良く過ごし学校生活も楽しい」と話した。

●ボランティアからなる教師陣

アジア共同体学校の教師は20人。このうち、15人がボランティアになっている。

釜山市内の美術、音楽学院の教師と読書教育の資格証のある家庭主婦、大学生たちが曜日別にこちらで教育のボランティア活動を行う。皆が学校の設立主旨に共感し自ら尋ねてきた。

音楽担当のボランティアである金ジョンスク(50、女性、ピアノ学院長)さんは、「国際結婚家庭の子どもの学習に対する熱望に接すると、学習塾とは違う教育的感動を受ける」と話した。

週に1回ずつ美術治療の授業を行うチョ・ギョンスク(42・女性)さんは、「国際結婚の子どもは韓国で生まれても母親が韓国語がよく分からないので、韓国語を学ぶのに困難を経験するが、一般学校より教師に対する尊敬心とクラスメート間の友愛がもっと深くて教える喜びが大きい」と話した。

教師5人もボランティアと同様だ。李校長が給料を返納しており、残りの教師らの給料水準は30万〜80万ウォン程度だ。

釜山市民140人が月に1000〜10万ウォンずつ出している後援金と、教育人的資源部の支援金などの4700万ウォン余りで、1年間の暮しを立てなければならないからだ。その代わりに学生たちからは授業料をもらわず、月の給食代3万ウォンだけを受けている。



toto@donga.com