芸能事務所のF社の「株式ロビー」疑惑を捜査しているソウル中央地検刑事4部(鄭仁昌部長)は4日、F社から安値で株を買った手がかりをつかんでいる放送局関係者たちが、親戚の名義などで株を保有していることを把握し、実質的な株主を特定するために追跡している。
検察は、2005年4月にF社が迂回上場の形でコスダック(店頭市場)に上場する当時、4等級に差をつけてロビーを行ったという情報をもとに、無償(A級)または相場の25%価格(B級)で株を受け取ったとされる放送局のPDらが、実際に株を保有しているかどうかを確認するのに力を注いでいる。
これに先立って、ソウル東部地検は昨年に、金融監督院の告発でF社の相場操縦疑惑事件を捜査するなかで借名が疑われる一部の口座を確認したが、関係者たちが供述を拒否し容疑を特定できず嫌疑無しとしたという。
検察は、またF社の最大株主である李氏(45)の側近で会計担当のA氏が株式分配明細などロビー関連の資料を持っていると見て、A氏の行方を追っている。
一方、18億余ウォンを脱税し、会社資金62億余ウォンを横領した疑いで事前拘束令状が請求された最大株主の李氏は、同日午前、ソウル中央地方裁判所で令状実質審査を受けた。
李氏は、「正常に税金を納めたし、会社資金を個人的に使った覚えはない」と疑いを否定したという。
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