
これからは一本勝負だ。
季節の女王と呼ばれる5月の初日に、勝利の喜びと敗北の悔恨が分かれることになった。
プロバスケットボール・チャンピオン決定戦(7戦4勝制)で、3勝3敗で拮抗したモービスとKTFが1日午後6時、蔚山(ウルサン)で運命の最終第7戦を戦う。
モービスは、3勝1敗で優勝まであと一歩だけを残していたところで2連敗を喫し、衝撃が大きい。モービスのユ・ジェハク監督は、第6戦を負けた後、宿舎で肩を落としている選手たちと夜食を食べて、軽い話を交わしながら雰囲気を作りあげるのに手を焼いた。
モービスが立ち直るためには、ヤン・ドングンとウィリアムスのコンビが威力を取り戻さなければならない。ヤン・ドングンは第6戦で体力低下と集中守備に阻まれ、第2〜4クオーターでただ1得点に止まった。ウィリアムスは、行き過ぎた「個人プレー」でチームワークを乱した。第5、6戦で、モービスの3点シュート成功率は23%に過ぎなかった。体力が落ちたシューターたちが負担を感じながら投げるシュートは、いずれもゴールに届かなかった。
追われる立場になったモービスとしては、KTFの強みであるゴール下プレーを弱化させるために守備に集中しながら、攻撃ではスピードを武器に多様な攻撃ルートを作るのが課題となりそうだ。
一方、6強と4強を勝ち進んで、辛苦の末に優勝の入り口までたどり着いたKTFは、意気衝天としている。
KTFのシン・ギソンは、第6戦の勝利後に「昨年、チームの合宿キャンプ期間中に交通事故で亡くなった新人後輩チョ・ソンミンのご両親に優勝を捧げたい」と言って周りを粛然とさせた。シン・ギソンは、「僕の妻は4人兄弟の中で長女だけど、幼いときにお母さんが亡くなっているので、ソンミンの痛みがよく分かる。みんな気持ちを一つにして頑張ろう」と、リーダーらしい姿を見せた。
KTFのチュ・イルスン監督は、やり過ぎと思われるほど判定に抗議して選手たちを督励している。司令塔のこういう姿を見せたら、多血質のマッキとリーチがむしろ感情を沈めてゴール下を掌握した。
第7戦が終われば、次の試合はない。最後の試合では、果してどっちが笑うのだろうか。
kjs0123@donga.com






